2139.6kmを走破 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。


 NHK-Eテレに「沼にハマってきいてみた」という、何かにハマったマニアさんにスポットを当てる番組がある。たまに鉄ネタをやるのだが、22日にオンエアされたテーマは「貨物列車」だった。
 現在、一日に運転されている貨物列車は約400本。走行距離は地球5周分(約19万キロ)に達するそうだ。そのなかで追跡されたのが、日本最長区間を走るJR貨物のコンテナ列車。本日の記事タイトルはその列車が走破する距離で、札幌貨物ターミナル駅と福岡貨物ターミナル駅を37時間30分あまりで結ぶという。単純に割り算をすると表定速度は57キロ程度になり、途中駅でコンテナの積み換えなどのために長時間停車すると考えれば、それなりのスピードではないだろうか。

 走行ルートだが、北海道内は海線経由で函館(五稜郭)へ。青函トンネルを抜け本州に入ると日本海縦貫線を南下。湖西線(北行きは米原経由とか)から東海道本線~山陽本線に進路をとり、関門トンネルを抜けて九州に入る。この行程を計15人の運転士がリレーしていく。牽引機はDF200、EH800、EF510、EH500などが出てきたが、全部の担当機が紹介されなかったのが残念。
 以前にEF81全盛期の画像を観たことがあるが、それに比べると最新の機関車はずいぶんと運転操作が違い、電機の進化を実感した。今回は触れられなかったが、以前のNHKの別番組ではコンテナの積み下ろしの熟練技を紹介しており、日本の物流を支えているプロたちの仕事ぶりは頼もしい。トラック・ドライバー不足が社会問題化している今、環境にも優しい鉄道貨物輸送はさらなる復権もありそうだ。
 その他、番組では残り少なくなったEF64-1000の追っかけをする、ネット世代ならではの若き撮り鉄クンの奮闘ぶりを紹介。ロケハンからロケ地マップまで、ITを駆使してやってしまう。足を棒にして歩き回ったオジサン世代とは全く違う趣味生活に感心しきり。
 見逃したけど視たいという方は29日の午前0時(28日深夜)から、早速再放送が予定されている。
 なお、画像がないと寂しいので、貨物牽引機のイメージ画像をUPさせていただいたことを追記させていただく。