世界最古の懸垂式モノレール | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。


 ドイツへ出かけたというOさんから貴重な画像を頂いたので、ありがたく紹介させていただく。
 世界最古の懸垂式モノレールとして有名な「ヴッパータール空中鉄道」。開業が1901年というから、既に120年を超える歴史をもっている。片持ちの腕でぶら下がる構造で、日本では廃止されてしまった上野動物園のモノレールや、広島のスカイレールが似た方式だった。
 川の上に架設されたハの字形の桁と、その下を行くモノレール車両は独特の味わいがある。観光ガイドなどで紹介される写真では割とクラシカルな車両が使われているイメージだったので、今回の画像でずいぶんと近代的なタイプになっていることを知った。
 全線複線になっているが、片持ちの懸垂式のため終着駅で折り返して逆方向へ走ることが出来ず、両終着駅にループ状の軌道が作られていて循環方式で運転されているとのこと。
 これだけ長い歴史があるとやはり経年劣化もあるようで、長期運休をして更新工事を行っている。そう言えば、市川紗椰さんが乗りに行ったら運休で乗れなかった・・と語っていたのを聞いたことがあるが、更新工事に当たってしまったのだろうか。
 技術的なシステムは異なるけど、同じ懸垂式ということでヴッパータール空中鉄道と湘南モノレールは姉妹提携協定を結んでおり、湘南モノレールのHPには懸垂式モノレール愛を熱く語り合うページがあってなかなか面白かった。
 片持ち式ということで、スピードを出すと結構揺れるのではないかと推測するが、一体どんな乗り心地なのだろうか?
 Oさん提供の画像紹介は続きます。