呑み鉄本線34&鉄道王国物語8 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 ゴールデンウィークが終わり、世の中は通常モードに戻ったが、通常でないのが気候。寒暖差が激し過ぎて、体調を維持するのが大変だ。これからずっとこうなのだろうか。
 さて、なかなか面白い番組をやっていた最近のTVネタを。7日に放送されたNHK-BSの「呑み鉄本線・日本旅」は数えて第34弾。旅の制約が多かったコロナ禍から解き放たれ、休業していたナレーションの壇蜜も復帰して平常モードになったのは何より。
 今回の旅は四国。今治駅から瀬戸内海沿いに予讃線をたどっていく。JR四国では数少ない電化ルートで松山駅へ。松山では伊予鉄道に寄り道し、宇和島駅がゴールだった。
 今や映えスポットとして有名な下灘駅がある予讃線の旧線(海側ルート)は、個人的にJR四国で一つ残った未乗区間だし、伊予鉄もまだ全線乗車を達成していないので興味深く観た。実行した人なら分かると思うけど、四国の乗り潰しはなかなか手強い。
 振子式特急車両の増備が進み、キハ185系が普通列車に使われているのにビックリ。185という番号をもつ車両の定めなのか。しかもこちらではロングシートの一般気動車と併結されて運用されており、格好の模型ネタになりそうだ。
 伊予鉄の市内線は経年70年以上の老兵から最新のトラムタイプまで混在しており、博物館状態なのが素晴らしい。

 さて、放送日は遡るが4日には鉄道王国物語の第8弾が放送された。普段はなかなか知ることが出来ない世界を見せてくれる番組だが、今回は海外へ進出した日本の鉄道技術を特集。ということで主役は日立で、異文化圏で奮闘するエンジニアにスポットを当てて、さながらプロジェクトXのような描き方だったのはNHKらしいところ。
 海外進出の鍵はCO2削減の環境技術で、地道にテストを重ねて実用化したハイブリッド車両(イメージ画像)のノウハウが武器になっているようだ。3パターンの動力システムを使い分けるイタリア向け車両の開発が凄い。
 海外ネタのなかに突然ぶちこまれたトピックスが連結器で、このパートが一番の収穫。各種連結器のメカニズム解説や、JR東日本で行われている新幹線車両の併結技術が興味深かった。とりわけレーザー光線でお互いの間隔を測定しながら連結する新幹線のメカニズムは初めて見た。
 自動連結器に使われるナックル部分を作る職人の仕事ぶりにも感服。やはり熟練の職人技は凄い!
 NHKは割と頻繁に再放送をするので、観たいという方は番組表のチェックをお勧めする。