東海道新幹線に個室が復活 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 昨日の夕方、何気なく拙ブログのアクセスログを見たら、100系新幹線試乗会の過去記事がその時点でのトップになっていた。時々、このようにバックログに多数のアクセスがあることがあるのだが、何らかのニュースがあり、関連する記事が検索されて引っ掛かっている場合がほとんどだ。今回はJR東海が東海道新幹線に個室を復活させることを発表したため、過去の100系新幹線が検索されたようだ。
 100新幹線は国鉄末期の1985年に試作編成が登場。開業以来、増備が続けられてきた0系新幹線を初めてモデルチェンジした系列で、走行メカは大差なかったが車内設備がグレードアップされた。その目玉が二階建ての食堂車とグリーン車で、グリーン車の一階部分にはグリーン個室が作られた。100系の個室は一人用(冒頭の画像)、二人用、四人用などが試行錯誤されている。
 しかし民営化で発足したJR東海は、東海道新幹線の高速化を選択。300系以降の車両では一般的な普通車とグリーン車のみとなった。グリーン個室があったG編成が引退してから早や20年になる。
 今度の個室は、これまでのグリーン車より上位の設備になるとのこと。公開されたイメージ画像を見ると、完全なプライベート空間となるようだ。一編成に二室を設定とのことなので、10号車の元喫煙ルームを改造するのかな?
 ハイグレード個室を一番喜ぶのは、おそらく政治家と芸能人。二室だと取り合いになりそうだ。小さな子供連れのお母さんなどが利用しやすいように、もっとエコノミーな個室があってもいいと思う。
 かつての個室は部屋単位の発売だったため、特急券(指定席券)は一枚のみ。二人以上の人数での利用の場合、車内で合流するためには入場券が必要だった。きっぷのデジタル化が進んでいる現在、今度はどのような形になるのかも興味があるところだ。