鉄ネタ番組に目覚めた?NHKが面白い | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 このところ、突然スイッチが入ったようにNHKが鉄ネタ番組を連発している。しかもBSだけではなく地上波での放送が増えているのに驚かされる。
 最初は3月17日の深夜(18日未明)だった。鉄道好きの女性アイドルをMCに据えて、オッサン連中が推しの鉄道について熱弁をふるうという番組で、ちょっと異様な雰囲気に唖然。そのまま未明の時間帯に鉄道路線を紹介する番組二本を放送。どういう基準で選ばれたのか分からないが、東武東上線と京成本線が取り上げられ、それぞれたっぷり一時間。単純な走行シーンだけではなく、前面展望や空撮映像も交えた内容はなかなかのものだった。
 タイトルに鉄道とは付いているものの、内容は鉄道沿線の名所旧跡紹介やグルメネタばかりという、これまでの番組作りとは明らかに違うコンテンツだったが、NHKに何が起こったのだろうか。
 後日、昔のフィルム発掘のミニ番組を経て、この企画は続く。19日未明には江ノ電編と宇都宮ライトレール編を放送。江ノ電なんかは全線乗っても20分ほどだから、一時間番組として構成するにはそれなりの撮れ高が必要で、製作会社の努力が伺える。ライトレールもまだ未乗なので興味深かった。このライトレール編は4月6日未明に再放送されているが、最初の放送より10分長いバージョンだったのにはビックリ!
 続いて、7日未明には何とJR鶴見線編を放送。登場する車両がE131系なので、最近撮った映像に間違いない。内容も相当マニアックなものが含まれており、好き者が関わっていると推測される。NHKのこの手の番組は割とよく再放送されるので、観たい方は番組表のチェックを。今日もこの後東武東上線編が、明日は京成本線編が再放送される。

 一方、BS放送も負けてはいない。お馴染みの「鉄オタ選手権」の新作が二本放送された。この番組は大阪局制作のため関西ローカルでの放送が先で、東京在住者はBSでの放送を待つしかない。
 鉄オタは既に主要な鉄道会社を一巡したため、2クール目に入っている。今回の放送は阪急2と東京メトロ2だった。
 阪急2では京都線用の座席指定車を外観だけ見せた。車内はまだ非公開とのこと。そして大工事が進行中の淡路駅の現場に潜入。東京で言えば京急蒲田駅みたいな感じで、完成すれば踏切渋滞が解消される。
 東京メトロ2では、アルゼンチンから里帰りした500形が見ものだった。かなりボロボロだった老兵を美しく甦らせた姿が感動的。車内も可能な限り往年の状態を再現していて懐かしかった。ただし、走行はかなり微妙な状態で、本線の走行は難しそうだった。こちらも本日18時から再放送がある。
 この番組、なぜかJR貨物編だけが突然地上波で放送されたので、途中からしか観られなかった。再放送を期待したい。
 本日の阪急のイメージ画像は、先日関西へ出かけたOさんから頂いていたものを使わせていただいた。