アークヒルズの桜も満開 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 昨日はサントリーホールへ出かけた。このホールがあるアークヒルズ一帯は、グルリと敷地を取り囲むように桜が植えられている。
 少し早めに出かけてお花見を楽しむことにした。東京は例年より開花が遅れたおかげで、ちょうど満開だった。高級マンション群をバックに淡いピンク色のトンネルが出来ていて、毎年のことながら美しい風景だ。開演前の広場にも人の花が咲いていた。
 この日の公演は、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ウィーン国立歌劇場管やウィーン響などのメンバーで構成される最上級の室内管弦楽団「トヨタ・マスター・プレーヤーズ、ウィーン」。毎年この季節に極上の音楽を届けてくれる。
 臨時編成でしかも指揮者なし。それなのに紡ぎ出される音色は限りなくウィーン・フィルに近い美音。これぞ一流の音楽家ならではのプロの仕事と毎回感服させられる。前半はモーツァルト、後半はウインナワルツとポルカというウィーン・プログラムで至福の時を過ごした。


 夕方の開演だったので、終演後は陽も落ちて暗くなっており、今度は夜桜見物へ。以前はライトアップされていたこともあったが、今年はないようだ。それでも結構明るいのが都会の夜で十分楽しめた。
 実は毎年このコンサートに欠かさず来ていた鑑賞仲間の一人がお亡くなりになってしまった。美しい桜を見ているとお元気だった頃の面影が甦り、ちょっと寂しい気持ちで夕食へ。思い出話に花が咲いた食事会となった。