小田急LSE車の展望室カーテン | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 天賞堂から発売が予告されていた、プラスティック製の小田急ロマンスカー7000形LSE車。予定される3バージョンのうち、原形仕様が模型店の店頭に並び始めたので見てきた。
 キモとなる前頭部の造形イメージは、見る角度によっても異なると思うが、個人的にはう~んビミョーという感じかな。それと部分的だが、やはりプラ感が気になってしまう。この価格ならもう少し何とかならなかったのだろうか。
 現物を見た模型店ではエンドウのSSE車と並べて陳列されていたのだが、色調の違いにも驚かされた。特にオレンジ色が全く違う。小田急ロマンスカーの色は大変難しい。実車も時代によって変わっているし、光の当たり方でも違って見える。メーカーの個性とは言え、何を基準に決めているのだろうか。
 さて、天賞堂のLSE車は、原形仕様に限り展望室用のカーテンが付属している。そう言えばデビューの頃はあったなぁと思い出して当時の画像を探した。
 冒頭の画像が営業開始間もない頃のLSE車。展望室の窓の上部にカーテンが下がっているのが見える。午前中の下り特急に乗ると太陽に向かって走るような形になるので、展望室はサンルーム状態。このためのカーテンだったのだろう。
 この頃は通学で小田急線を利用していたので、新しいロマンスカーを撮ろうと東北沢駅で待機していた。たまたまこの日は何かのトラブルがあったらしく、本来は特急の後追いのはずの急行が先に通過。しばらくしてLSE車がやってきたことを思い出した。
 お次は撮影会での画像を。



 カーテンは左右に分かれる形で付いていた。たたまれた状態だと展望室側面用のカーテンの方が目立つのが分かる。
 天賞堂製品に付属のカーテン取り付けは、車体を分解しなければならないので結構難易度が高そうだ。実際に使うユーザーはどれだけいるだろうか。
 早々に購入した人の呟きを拾っていたら、展望席に室内灯の光が回らず暗いとの声があった。

 実車の展望室は間接照明とスポットライトだった。夜間に室内照明を明るくしてしまうと、反射で外が見えなくなるので抑えているのだと思う。模型的には明るく照らしたい人もいるかも知れないが、実車はこんな程度だった。
 これでプラ製品の小田急ロマンスカーは、SE車、SSE車、NSE車、LSE車、VSE車と5系列が揃ったが、プラ製品も高価になったので全部揃えるとなかなか大変だ。
 次の製品化があるとすればHiSE車あたりか。長電バージョンも作れるし・・。