昭和の遺物 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。


 国鉄の急行形電車で唯一現役で走っている、えちごトキめき鉄道のクハ455-701(画像はJR時代の同型車702号)に珍しい設備が残っていることが、ネットにとりあげられていた。
 そのトピックスに付けられたタイトルが「残ったドリンクを流す場所じゃありません」と、なかなか気の利いたものだったのに感心。確かに今ならそうなるよね。

 国鉄の優等列車の洗面所に必ずあったのが、洗面台の脇に写っている小さな流し風のもの。画像はキハ80系の洗面台で、意識して撮ったわけではないので、半分しか写っていないがご勘弁を。
 これは痰壺(たんつぼ)というもの。結核で亡くなる人が多かった時代に、それを予防するために列車内や駅にも設置が義務付けられていたものだ。駅の通路やホームでもよく見かけた。実際、子供の頃には歩きながら唾や痰を吐く人が結構いたのだ。
 もう一つ、最近見なくなったものを。


 列車に設置された栓抜きだ。画像は富山地方鉄道で活躍する初代レッドアローのもの。飲料はペットボトルが当たり前の現在、使う人はいるのだろうか。そもそも若者は使い方が分かるかな?