そろそろ禁断症状が・・・ | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。

 最後にコンサートホールへ足を運んでから三ヶ月が経った。三ヶ月も生演奏を聴かないなどということは、ここ30年以上なかったことだ。

 演奏する機会を封じられた音楽家の皆さんは辛いだろうが、聴けないという立場の方も辛いのだ。クラシック系のコンサートは、原則PAなどを使わない生音が命。音響の優れたホールの客席にゆったりと座り、ホールの空気を揺るがす音に包みこまれて至福の時を過ごすのだ。

 若い頃はボーナスが出ると、全額をオーディオ機器につぎ込んでいたこともあるが、再生音楽の限界を感じてからはコンサート通いをメインとするようになった。一部で無観客公演のネット配信も行われているが、個人的にはとても満足出来るレベルではないので聴いていない。

 たとえ下手でもお国柄からくる個性的な演奏が聴きたいので、好きな演奏家が来日すると、追っかけもやっている。もちろん「乗り鉄」も兼ねてで、北は北海道の札幌コンサートホール(KITARA)や新潟のりゅーとぴあ、西は岡山シンフォニーホールや山口県のシンフォニア岩国あたりまで出かけている。ちなみに一番のお気に入りは、大阪のザ・シンフォニーホール(写真)で、ここの音響は日本一だと思う。

 ようやく終息の兆しが見えてきたとは言え、ホールという閉ざされた空間は三密が避けられないし、日本だけでなく相手国も含めて入出国が自由になるまでにはまだ相当な時間がかかるだろう。

 この秋に開催予定の公演チケットがぼちぼち発売になっている。安い席は即完売になってしまうので、たぶんダメだろうなあ…と思いつつも買っているのだが、安心して外来演奏家の公演が聴ける日はいつになるのだろうか。