書籍「車両発達史シリーズ2 近畿日本鉄道 特急車」 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。

 昨日のDVDと同じ中古ショップで入手した一冊。

 関西鉄道研究会による出版で、200ページというボリュームが丸ごと近鉄特急(+団体専用車)の記事で埋まっている。平成4年の刊行で、この年から営業運転を開始した22000系ACEが表紙を飾っている。

 出版された時に購入を迷った末、見送ったのだが、この手の書籍は元々の流通量が少ないうえ、手放す人もあまりいないので、たまに中古市場に出ても結構なお値段が付いているのだが、今回はかなり安かったので飛びついた次第。経年の割に、状態も上々だった。

 冒頭のカラーグラフ以外は文章や図表に重点が置かれており、家ごもりのお供として読み応えは十分。収録されている年代は、近鉄特急の運転開始から平成4年までだが、それ以降の近年のものは豊富な出版物や映像ソフトがあるので、この内容はむしろありがたい。

 これまで鉄道趣味誌などに断片的に掲載されてきた情報の集大成といった感じで、貴重な写真や図面が一冊にまとまっているのが好都合。調べ物の際、アレが載っていたのはどれだっけ…と探さないで済む。10000系旧ビスタカーが登場する7年も前に、社内報に発表されたという新特急車構想などのレア資料も収録されている。

 何度か書いているように、隣家が建て替え工事中なので、騒音と振動に悩まされつつも、自宅での有意義な時間を過ごすことが出来た。

 そう言えば、同じグループの手による雑誌「関西の鉄道」の方は、いつの間にか休刊になって久しい。もう復刊はないのだろうか。