鉄道車輌の評価 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。

 「鉄道友の会」に入会したのは、まだ10代の頃だったから、ずいぶんと長い間お世話になってきた。

 今年もブルーリボン賞、ローレル賞の選考をする季節となった。ご存じない方のために書いておくと、この二つの賞は、前年(今回は2017年1月1日~12月31日)に営業を開始した鉄道車輌に対して、優れた車輌を選定して表彰する活動だ。対象となる車輌は選考委員会によってノミネートされ、鉄道の利用者であり愛好者である会員の投票結果を元に決定される。

 世の中に存在する顕彰活動すべてに言えることだが、ひとの価値観は千差万別だから、何を基準に表彰するかという選考は難しい。見た目を重視するか、技術面を重視するか、接客設備を重視するか、等々着眼点は数多い。

 趣味性が高い顕彰活動故、人気投票的な要素が強いのだが、近年、選考を難しくしているのが超豪華列車の登場だ。贅を尽くした豪華列車は、鉄道好きや旅行好きの憧れである一方、高額な料金と少ない定員で、普通の人には乗車チャンスがない列車。こういう特別な車輌を表彰する意味があるのかが問題となり、これまでJR九州の「ななつ星」などは対象から外されてきた。

 しかし、今年の対象車にJR東日本の「四季島」とJR西日本の「瑞風」が含まれている。特殊な接客設備以外の走行メカニズム等を評価しての対象入りとのことだ。

 時代の流れと共に変化している鉄道車輌の評価。果たして会員諸氏がどのような投票を行い、結果として選考委員会がどのような決定をするか、楽しみに注目している。例年通りだと、5月末から6月初めに結果発表が行われる