エゼキエル20:27 それゆえ、イスラエルの家に語りなさい。人の子よ、彼らに言いなさい。主なる神はこう言われる。お前たちの父祖は、わたしに対して裏切りを行い、またもや、わたしを冒涜した。
20:28 わたしが与えると誓ったその地に彼らを導き入れたとき、彼らは高い丘や茂った木を見ると、どこででも、いけにえをささげ、わたしを怒らせる供え物をささげた。彼らはまた、そこで宥めの香りをたき、ぶどう酒の献げ物を注ぎかけた。
20:29 わたしは彼らに言った。『お前たちが通う聖なる高台は一体何か』と。それゆえ、今日までその場所の名は、聖なる高台と呼ばれている。
20:30 それゆえ、イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。お前たちは父祖の歩みに従って自らを汚し、彼らの憎むべき偶像と姦淫を行ってきた。
20:31 また、自分の子供を献げ物として火の中を通らせ、すべての偶像によって今日に至るまで自らを汚している。それなのに、イスラエルの家よ、わたしはお前たちの求めに応じられようか。わたしは生きている、と主なる神は言われる。わたしは決してお前たちの求めには応じない。
20:32 お前たちは、『我々は諸国民のように、また、世界各地の種族のように、木や石の偶像に仕えよう』と言っているが、お前たちが心に思うそのようなことは決して実現しない。
20:33 わたしは生きている、と主なる神は言われる。わたしは必ず、強い手と伸ばした腕と、溢れる憤りをもって、お前たちを治める。
20:34 強い手と伸ばした腕と、溢れる憤りをもって、わたしはお前たちを諸国の民の中から連れ出し、散らされた国々から集める。
20:35 わたしはお前たちを、諸国の民の荒れ野に導き、顔と顔を合わせてお前たちを裁く。
20:36 お前たちの父祖をエジプトの国の荒れ野で裁いたように裁く、と主なる神は言われる。
20:37 わたしは、お前たちを牧者の杖の下を通らせて、契約のきずなのもとに導く。
20:38 わたしはお前たちの中から、わたしに逆らい、背く者を分離する。わたしは、彼らを寄留の地から連れ出すが、彼らはイスラエルの土地に入ることはできない。そのとき、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。
20:39 お前たちイスラエルの家よ、主なる神はこう言われる。おのおの自分の偶像のもとに行き、それに仕えよ。その後、お前たちは必ずわたしに聞き従い、二度と偶像に贈り物をささげて、わたしの聖なる名を汚すことはなくなる。
20:40 わたしの聖なる山、イスラエルの高い山で、と主なる神は言われる。そこにおいてのみ、この地にいるイスラエルの家はすべて、こぞってわたしに仕える。そこでのみ、わたしは彼らを受け入れ、その所で、献げ物と聖なる最上の供え物を求める。
主なる神様は、主なる神様にそむき、偶像礼拝の罪を重ね続けるイスラエルの民に対し、厳しい態度で臨まれることを告げる。
それは、偶像礼拝を続けるイスラエルの民を、強い手と伸ばした腕と、溢れる憤りをもって、罰するかと思いきや、諸国民の民から連れ出し、散らされた国々から集め、諸国の民の荒れ野に導き、顔と顔とをあわせてお前たちを裁くと語られているように、むしろ、イスラエルの民を正しい神礼拝へと導いているかのように語られているのである。
つまり、主なる神様は、偶像礼拝を重ねてきたイスラエルの民を滅ぼそうとするのではなく、むしろ全く反対で、彼らを救いだそうとしていることが伺えるのだ。
つまり、神の裁きとは、イスラエルの民を罪から解放し、真の救いへ導くことにほかならないのである。
これが聖書の神のなさる裁きなのだ。
どこまでも、愛と憐れみに満ちたお方。
この方のなさる裁きに身をゆだねることは、実に幸いなことなのである。