創世記26章26~35節 | 聖書日課 デボーションノート

聖書日課 デボーションノート

聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。


聖書本文は日本聖書協会発行の新共同訳聖書を引用しています。

創世記26:25 イサクは、そこに祭壇を築き、主の御名を呼んで礼拝した。彼はそこに天幕を張り、イサクの僕たちは井戸を掘った。
26:26 アビメレクが参謀のアフザトと軍隊の長のピコルと共に、ゲラルからイサクのところに来た。
26:27 イサクは彼らに尋ねた。「あなたたちは、わたしを憎んで追い出したのに、なぜここに来たのですか。」
26:28 彼らは答えた。「主があなたと共におられることがよく分かったからです。そこで考えたのですが、我々はお互いに、つまり、我々とあなたとの間で誓約を交わし、あなたと契約を結びたいのです。
26:29 以前、我々はあなたに何ら危害を加えず、むしろあなたのためになるよう計り、あなたを無事に送り出しました。そのようにあなたも、我々にいかなる害も与えないでください。あなたは確かに、主に祝福された方です。」
26:30 そこで、イサクは彼らのために祝宴を催し、共に飲み食いした。
26:31 次の朝早く、互いに誓いを交わした後、イサクは彼らを送り出し、彼らは安らかに去って行った。
26:32 その日に、井戸を掘っていたイサクの僕たちが帰って来て、「水が出ました」と報告した。
26:33 そこで、イサクはその井戸をシブア(誓い)と名付けた。そこで、その町の名は、今日に至るまで、ベエル・シェバ(誓いの井戸)といわれている。
26:34 エサウは、四十歳のときヘト人ベエリの娘ユディトとヘト人エロンの娘バセマトを妻として迎えた。
26:35 彼女たちは、イサクとリベカにとって悩みの種となった。

行く先々で井戸を掘り当て、豊かに繁栄していくイサクに対し、ペリシテ人たちは、イサクと敵対して排除するより、彼らと契約を結んで仲良くしたほうが得策と考えた。
イサクにとっては、これで少しは落ち着いて暮らせることになるし、ありがたい話だったかもしれない。
ペリシテ人にとっても、あわよくば、イサクの受ける祝福のおこぼれにあずかることができるかもしれないと考え、妥協というよりも、したたかな戦略といったほうが当たっているかもしれない。

このような契約の仕方は、いつの時代でも起こりうる。
つい先日は、ノルウェーとロシアとの間で、海上の国境線を画定したというニュースが報道されていたが、お互いに益となるように話し合った結果であろう。

日本の周りでも、領土や領海の問題が取りざたされているが、互いに話し合い、問題を解決することができる時代がくるのだろうか。
双方が自分の利益だけを主張し、いがみ合ってばかりでは、何の解決にも至りはしない。

その土地がだれのものであるかを争うよりも、ベエル・シェバの水が飲めるという事実が大事なのだから。