歴代下24章17~22節、使徒6章8節~7章1節、マタイ23章34~36節 | 聖書日課 デボーションノート

聖書日課 デボーションノート

聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。


聖書本文は日本聖書協会発行の新共同訳聖書を引用しています。

本日は殉教者ステファノの日となっています。
新約聖書において、ステファノの殉教の記事は、たいへん衝撃的であると同時に、信仰者として、たいへん励まされる出来事であると言えるでしょう。
多くの場合、クリスチャンに対する迫害は、誤解か意図的な嫌がらせによるものあると言えるのではないでしょうか。
特に、意図的なものには、純粋に宗教的な理由によるものもあるのでしょうが、日本の歴史の中にもみらるような、極めて政治的な理由によるものも多いのかもしれません。
むしろ、宗教的な理由によるものも、多くの場合、背後に何らかの利害関係があることも多く、政治的と言っても間違いではないのかもしれません。
現代の政治が利権がらみで動いていることを見れば、利害関係があることと政治的であることとには、深い関係があることは一目瞭然だからです。
ステファノの身に起こったことも、単なる宗教的な争いなどといったものではなかったことでしょう。指導者たちの権力争いや、それこそ、既得権益を守るための命懸けの戦いがあったことでしょう。
そうでなければ、石打ちにしてまで、ステファノを殺してしまう必要はなかったはずなのです。
ステファノを殺してまでして守ろうとしたものが何であったのか、当時の人達にも、それなりに理由はあったのでしょう。しかし、逆に、それと対照的に、命を捨ててまでも守ろうとしたステファノの信仰の様が際立つ結果となっています。
私たちも、ここぞというときに、自分の命までをも投じて行けるほどに、聖書のみ言葉に忠実に従うことができるようにと願うものです。