歴代誌上21:1 サタンがイスラエルに対して立ち、イスラエルの人口を数えるようにダビデを誘った。
歴代誌の著者は、きわめて端的に、ダビデが行った人口調査を、サタンの仕業であると告げています。
サタンとは、そもそも「誘惑するもの」であり、人の心をそそのかし、悪へといざなうことが彼らの願いです。
聖書の初めから、サタンは人を誘惑し、悪の道へと引きずり込もうとしています。そして、人は、いとも簡単に、誘惑に負けてしまうのです。そういう意味では、サタンは、人の弱さを良く知っており、どういう方法で誘惑すればよいかということを掌握している存在であると言えるでしょう。
別の言い方をすれば、人間という存在をよく知っている、「悪い意味での理解者」であるとも言えるでしょう。
しかし、どんなに私たち人間のことを理解している存在であるとしても、私たちの心の奥底の切なる願いである、「救われたい」という願いには、真っ向から反対する存在であり、そのような切なる願いを知っているからこそ、そこから私たちを引き離そうとして、あの手、この手で、私たちを誘惑しようとするのです。
そこで大切なのが、真の神様の存在であり、神様への信仰であると言えるでしょう。
神様も、私たち人間の「より良き理解者」であることには違いありません。サタンとの違いは、私たちの本当の願いである「救われたい」という願いをご存知の上で、それを実現して下さるお方であるということです。
神様は、私たちに人間が、自分自身の救いをどうすることもできない弱い存在であることをご存知で、私たちのために、救いの道を、神の御子イエス・キリストの十字架と復活という方法で開いて下さったのです。
ヨハネ14:6 イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。
滅びへ導く「悪い理解者」に身をゆだねるのではなく、救いへと導く「良い理解者」に全てを委ね、従っていきたいものです。