喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々* -44ページ目

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

こんにちは!

マダムkikoです♪


大騒ぎだった『伊勢丹フランス展』

おかげさまで、なんとか無事に終了いたしました~クラッカー


自粛ムードの中、

フランス人の来日キャンセルが続く中、


それでもたくさんの方々が足を運んでくださって、

予想外(?)の盛り上がりでした。


喜八郎のブイヤベースも、本当にたくさんの方に召し上がって頂いて、

用意した食材もほとんど売り切れの状態に。

「美味しかった」との声に、ここでもまたたくさん励まされました。


特に嬉しかったのは、「付け合わせの野菜が美味しい!」というお声をたくさんいただいたこと。


そうそう。

これが喜八郎の最大のこだわりなんですもの。

催事だからって、手は抜いてません。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

空豆もトマトも、いつものようにちゃんと御厨さんのものを遣い、

朝一番でみんなで皮をむいて茹でたてをお出ししました。


お魚も、和歌山からいつもの新鮮な魚を取り寄せたし、

冷めてしまいがちなお皿も、盛り付けの前にしっかりと温めることは忘れずに。


このあたり、こだわってよかったなあと心から思いますキラキラ

やっぱり、どんな状況でも納得のいかない料理を出すのは気持ちが悪いんですよね。



ワインも、今回はカッシのロゼ一種類のみを置きました。

しっかりとマリアージュを考えて、ブイヤベースとぜひ一緒に飲んでほしい!と思って選んだワインです。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

サービスのみなさんもそのことをしっかり理解してくださったおかげで、

なんと期間中に出たグラスワインは300杯以上ビックリマーク

デパートのイートインとしては、かなりの割合だと思いますっチョキヤター



そしてカヌレ


こちらは、なんと斜め前にカヌレの専門店が出店しているという想定外の状況の中あせる

図々しくも果敢に販売を続けました。


なんといっても、私たちのカヌレ生産量には限界があって、

一日に販売できるのは30~50パックがせいぜいですしねガーン


でもおかげさまで、こちらも毎日完売!

最終日には、「美味しかったから」とリピートしてくださる方もいらっしゃいましたキラキラ

短期間の催事でリピーターとは、本当にうれしい限りです。



まさにお祭り騒ぎのような一週間。

途中、「絶対無理!!」と叫びたくなるような大変な時期もありましたが、

やっぱり、やってよかったです。


販売やサービスに来て下さったスタッフの方々も、

本当に親身になって仕事に取り組んでくださいました。


来て下さったお客様にはもちろん、一緒に働いてくださった方々にも、

心からの感謝の気持ちで一杯です。


今までのグラースではありえないぐらい(笑)たくさんのお客様をお迎えして、

みなさんからたくさんのパワーを頂きました。


上がりきったテンションを通常モードに戻すのにやや時間もかかりましたがにひひ

このパワーを生かしつつ、さらなるよいレストランを目指して頑張らなければ。


暦はもう5月。

食材も初夏に移行し始めました。


これからはまた、いつもの外苑前で皆様をお待ちしていますラブラブ







こんにちは!

kikoです♪


「伊勢丹フランス展」も、いよいよ残り二日となりました。


フランス人の来日キャンセルや自粛ムードの中、それでもなかなかの盛り上がりを見せています。


まだかなりバタバタとしているので、取り急ぎ会場の写真をアップしておきますね。

少し様子がおわかりいただけるかな?



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
入口はこんな感じ。南仏ムードいっぱい!



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
開店前、気合十分の喜八郎…汗



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
お魚は、オーダーが入ってから柔らかく火を入れます。

このあたり、やたらとこだわりの強い喜八郎。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
もちろん、自慢のカヌレも販売!

しかしはす向かいにはカヌレ専門店が!!ごめんなさいあせる



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
昨日からは、前菜で出している仔うさぎのポルケッタも特別販売。

イタリア産のうさぎ肉で作った本格ポルケッタです。これは美味しいですよぉ~ドキドキ



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
手が空いたらみんなでいっせいに仕込み!

付け合わせの空豆も、ちゃーんとその場でむいて使うので、仕込みがすごい量なのです。

この時ばかりは、サービスの大島クンもコックコートでお手伝い♪



今日はお天気のいい日曜日。

みなさんもぜひ、伊勢丹に喜八郎のブイヤベースを食べに&スタッフの頑張っている姿を見にいらしてくださいね!!




おはようございます!

kikoです♪


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

いよいよ今日から、伊勢丹フランス展が始まります


小さな小さなグラースは、

もう、転地をひっくり返したような大騒ぎです。


昨日は一日お店を閉めて、カーテンも閉め切り、荷物を運び出し…とバタバタしていたら、

通りかかったお客様から、

「あれ、潰れた?」と驚かれました汗


「違います」と笑って言えてヨカッタガーン



伊勢丹のイベントには、かなり頻繁に参加させていただいている私ですが、

出店者としての本格的な参加は初めて。


慣れた場所と慣れた人たちでもわからないことだらけなので、

これが知らない百貨店だったらと思うとぞっとします☆


今回のバタバタの大きな原因の一つは、

直前にリオネルの来日がキャンセルになったこと。


レベル7に上がってしまったことも、大きな要因だったかもしれません…。

とても残念ですが、仕方ありません。


たくさんのみなさんに助けられ、やっとこさっとこ、

今日のオープンを迎えることができそうです。


なにはともあれ、私たちでできるだけのことを精一杯やって、

皆様を笑顔でお迎えしたいと思います。



今週は、新宿伊勢丹で皆様をお待ちしております!!




こんにちは。

またしてもkikoですあせる



今回は、春らしいお話をひとつ。


グラースの大きな窓越しに、たくさんの植木がセンス良く置かれています。

秋にはたくさんの実をつけて、私たちを楽しませてくれましたねラブラブ


これは、ベテランの植栽デザイナーさんが特別に作ってくださったもの。


他はともかく(弱気)、この植込みの完成度だけはどのお店にも負けてませんグッド!


懐かしの開店前ブログはこちら~♪

http://ameblo.jp/tabledouce/entry-10591023370.html



今まで、植込みの手前の空間は何もせず、

ちょこちょこと小さなハーブの鉢や植木を置いたりするだけだったのですが、


「足元がこれじゃ、せっかくの植栽がかわいそう」


ということで、

またまた特別に植栽をプラスしてくださることになったのですキラキラ


新しく届いたのは、テラコッタの素敵な鉢が三つ。

ラベンダーを基調に、ローズマリーなどをアレンジしたした植栽です。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

さすがぁ~ラブラブ!

ほんのちょっとのことですが、花が登場しただけで一気に窓辺が華やかになりましたっキラキラ

室内からみたラベンダーの紫が、鮮やかでさりげないアクセントになっています。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
窓際の座席から見るとこんな感じ。かわいらしいですよ~(*^^*)



大きな植栽の姫リンゴの木には、早くも花が付き始めました。

「こりゃ枯れたな」と諦めていたような枝にも、日に日に新芽が広がっています。


こういう自然の姿を目の当たりにすると、

まさに春が来た!!とこちらまで嬉しくなってしまいますよね。


もう少ししたら、また緑豊かな窓辺が広がるのかと思うと、本当に楽しみラブラブ


昨年よりちょっぴり大きくなった木々たちと供に、

グラースも2度目の夏を目指して頑張ります!



こんにちは。

マダムkikoです。


喜八郎が寝る間も惜しんで厨房にこもっているので、

ブログのほうは私の連投で失礼しますね。


というと、グラースもついに大繁盛店に?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、


残念ながらそういうわけでもなくて汗


じゃあ何に追われているかというと…

タイトルどおりの事情でございます。


4月20日から伊勢丹新宿店で開催される『フランス展』に、

グラースがイートインとして出店するのです!!クラッカー


伊勢丹のアイカード会員の方は、すでにお手元のアイカード通信でご覧になっているかもしれませんね。


今回のフランス展は、コート・ダジュールがテーマです。

グラースは地中海料理のお店ではありませんが、

今回は、マルセイユ近郊の一つ星シェフ、リオネル・レヴィ氏とのコラボレーションで出店が実現しました。


リオネルシェフと喜八郎は以前から親交があり、

今回のフランス展来日にあたり、リオネルが喜八郎を推薦してくれたのがきっかけです。


イートインのメインはブイヤベースナイフとフォーク

喜八郎が手掛けたオードブルとリオネル作のデザートを組み合わせ、ミニコースでお楽しみいただきます。


そしてなんと、グラースの隠れた名品、カヌレもテイクアウトで登場します!クラッカー

ついにグラースカヌレがメジャーデビュー!!クラッカークラッカー


…と、喜んだまではいいのですが、

なにせご存知の通りの、小さな小さな個人店でございまして。


狭い狭い厨房で、限られた機材で、限られた保管場所で、少ないスタッフで、

百貨店で販売するような数のカヌレを準備するって尋常じゃない作業ですガーン


来る日も来る日も、喜八郎は生地を作っては焼き、作っては焼き、

時には失敗し、凹む間もなくまた作り…。


もはや、涙なしには見られませんしょぼん (すみません、少し大げさです)



というわけで、フランス展までに出来る限りのカヌレを用意するつもりではありますが、

おそらく非常に限られた販売個数になるんじゃないかなと思っていますあせる


ブイヤベースのほうも、一日限定200食ですあせる


大きなレストランが引き受けるのに比べたら、どちらも十分な量ではないかもしれませんが、

まさにグラースの総力を込めて、本当に手作りでご用意しています。


それに応えるかのように、リオネルシェフも、放射能への恐怖を振り切って来日を決意してくれました。

男の友情を感じます。キラキラ


喜八郎とリオネルの渾身の(?)ブイヤベース、

みなさまもぜひ、伊勢丹に食べにいらしてくださいね!!



新宿伊勢丹 『フランス展』 4/20(水)~4/25(月) 6階催事場

http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/event/1104france/bouillabaisse.jsp