喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々* -16ページ目

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

グラースでは、季節の果物を使って定期的にジャムを作っています。


その中でも去年作って大好評だったのが、「山ブドウ」のコンフィチュールキラキラ


山ブドウワインで有名な岩手県のくずまきワイナリーさんから、

採れたての山ブドウを送っていただいて作りました。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


山ブドウはとても酸味がしっかりとして小粒な葡萄。


そのまま食べるとかなり酸っぱくて皮のタンニンも強いのですが、

コンフィチュールにしてしばらく置くと、その酸味が綺麗に馴染んで、

驚くほど香り高い、美味しいコンフィチュールに仕上がります。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

今年もまた、くずまきワイナリーさんにお願いをして、たくさんの山ブドウを送っていただきました。

なんと、去年の倍量(笑)


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

丁寧に除梗したものを、少しずつ火にかけて水分を出していきます。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


丸2日間、厨房とキッチンスタッフのコートをブドウ汁だらけにして、


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

ようやく50本のコンフィチュールが出来上がりました~ラブラブ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

【原材料】 山ぶどう、砂糖


の、ごくごくシンプルなコンフィチュールです。

今年は酸味が強いと聞いておりましたが、なんのなんの、果実味とのバランスの良さといったら!ラブラブ!

とても余韻の長い、ワインのようなコンフィチュールになりました。


年に一度の限定50本。


間もなくネットショップでも販売を開始します。

ご希望の方は、お早目にご連絡くださいね!


本日発売の『SPUR』12月号に、グラースが掲載されていますクラッカー


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

「野菜がおいしいレストラン」という、なんともドンぴしゃなコーナーで取り上げて頂きました音譜


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


この通り、特集トップで大きく載せて頂いてます。
うれしいですね~ラブラブ!


野菜のコースのメイン「デクリネゾン」は、いつも本当に華やかで絵になるし、


「自然栽培野菜のミジョテ」は、一見地味~な一皿ですが、

食べたら絶対美味しそう!と思わせる素朴な安心感がある気がします。


一人でも多くの方が、グラースのお料理に興味を持ってくださったら嬉しいですラブラブ



ワイン好きには欠かせないイベント、ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日が間もなくやってきますラブラブ
今年の解禁日は11月15日

グラースでは、今年もワインを楽しめる幸せを祝い、
「新酒祭り」のビュッフェパーティーを開催いたしますクラッカー

ボジョレはもちろん、国内の新酒も含めてグラースらしいラインナップでご用意する予定です。
数量限定で、昨年の上級ヌーヴォーとの比較試飲も可能かも?

料理はもちろん、シェフ喜八郎がこの日のための特別メニューで腕を振るいます。

とっておきの自家製テリーヌも、この日だけは登場させてもらいますよ~にひひ
もちろん、大人気の「ヌーヴォーのグラニテ」も、ばっちりご用意いたしますラブラブ

今年の解禁日は華やかなビュッフェ料理と共に、バラエティ豊かな新酒をたっぷりと楽しんでみませんか?

 【日時】11月15日(木)18時30分~22時30
            *お好きな時間にご来場ください。
 【場所】レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA
 【定員】30名様
 【参加費】8,000円(税・サービス料込み

 【主なラインナップ】
 (日本ワイン) 
  *都農ワイナリー キャンベルアーリー 2012
  *ルミエール ミルズ
  *勝沼醸造 アルガーノ甲州 ヌーヴォー 他
 (ボジョレ)
  *メゾン・ルロワ
  *フィリップ・パカレ
  *フレデリック・コサール レ・ラパン
  *ドメーヌ・ジャン・モルテ     他
 (ローヌ)
  *ラ グランド コリーヌ VDT ヌーヴォー ブラン


*お申込み、お問い合わせはこちらでも!⇒contac / 03-6440-0400t@gracetokyo.com

いよいよ明日から、横浜大さん橋でのイベントが始まります。


ここ数日、狭い厨房はイベント用の仕込でてんやわんやあせる

続々と美味しそうな食べ物が運ばれてきています。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


お野菜をたっぷり使ったケーク・サレとか



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

オレンジやハーブで香りを付けたオリーブなどラブラブ


どれもしっかりとした味わいで、思わずワインが進みそうですニコニコ


イベントの関係で、木曜日のランチとディナー、金曜日のディナーはお休みとさせていただきます。

お時間のある方、ぜひぜひ横浜に遊びにいらしてくださいね!



イベントの詳細はこちら♪

http://ameblo.jp/tabledouce/entry-11370458441.html




秋のグラースは華やかです。

この時しか使うことのできない、旬の食材が次々と登場します。


旬の短いものが多いので、メニューの移り変わりも早いです。

大好きなメニューがあっという間になくなってしまうのは寂しいですが、

次に控えるメニューも待ち遠しいので、なんだかわくわくして落ち着かない感じですニコニコ


今のおススメは、なんといってもこちらラブラブ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

デザートにお出ししている、黒いちぢくのタルトですキラキラ


ヴィオレ・ソリエスという南仏原産の黒いちぢくは、

ねっとりと甘みが強く、小ぶりで皮まで食べられます。


このいちぢくを国内で栽培しているのは、佐賀県と佐渡島の二か所だけ。

グラースでは、この国産の黒いちぢくが出回るほんのわずかな間のみ、このデザートをを作るのです。


濃厚ないちぢくのタルトに合わせているのは、なんとブルーチーズのアイスクリームビックリマーク

これがまた濃厚な味わいで、いちぢくと合わせて食べると驚きのマリアージュが完成します。


いちぢくとロックフォール、年に一度は必ず食べたいデザートのひとつですね~ラブラブ!


そしてなんと、前菜にはフランス産セップ茸のフィユテが登場中クラッカー

こちらもまさに刹那的に登場する、グラース屈指の一皿ですグッド!



ああ、なんて忙しいこの季節!

旬を味わうグラースの、まさにベストシーズンかもしれません音譜