早いもので、外苑前グラースの営業もあと3日となりました。
ここ数日は、常連のお客様や友人たちが駆け付けてくれて大忙し。
本当に、みんなに愛されていたお店なんだなあと嬉しくなりました。
実のところ、場所や物にはあまり執着のない私なのですが、
この場所を離れるにあたって唯一気がかりだったのが、お店の前の植え込み。
3年間、四季折々に楽しませてくれた木々たちには、心からの愛着があります。
やっぱり生き物ですからね。
先日、ようやく時間が取れたので、下草をごっそりカットしたり余分な枝を切り整えたりと、
最後のお手入れをしてあげました。
秋口に差し掛かり、姫リンゴが色づいて、白椿の蕾も膨らんできています。
名残のブラシノキもいくつか咲いていて、
季節外れのニオイバンマツリまで、なぜか花を咲かせてる(笑)
枯れてしまったかな?と心配していたレモンの木も、
よく見たらしっかり脇から新芽が伸びている。
こんな狭いプランターの中でも、しっかり根を張って命をつないでいるんです。
本当に、彼らの健気な生命力には、何度励まされたかわかりません。
移転の際には頑張って連れて行こうかとも思ったのですが、
新しい借主さんが大切に育ててくださるというので、このままここで育てて頂くことにしました。
これから先もこの子たちは、この場所で、たくさんの人たちを癒してくれることでしょう。
私も、折に触れて様子を見に来てしまう気がします。
あと三日。
彼らのパワーをたっぷりもらって、最後まで最高のおもてなしをしたいと思います!