世界陸上選手権は、オリンピックが開催されない年に隔年で開催されてきましたが、東京五輪2020年の延期にともない、2021年、アメリカ・ユージーンで予定されていた大会も1年延期され、期間は2022年7月15~24日となっています。
このうちマラソン競技の代表選考は、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)とも連動し、新たにポイント制を導入したJMC(ジャパンマラソンチャンピオンシップ)シリーズとなっています。
JMCシリーズの第1期が名古屋ウィメンズマラソンまでで終わり、結果とあわせて世界陸上のマラソン代表内定者もは発表されました。
https://www.jaaf.or.jp/jmc-series/news/article/15959/?add=6
ポイントの男子トップは富士通の鈴木健吾、女子トップはワコールの一山真緒でした。
昨年結婚した二人は、先日行われた東京マラソンでも日本人1位となっていましたが、JMC第1期もこの二人が制しました。この結果、7月に行われる世界陸上のマラソン代表にも内定です。
陸連が設定したポイント制は、世界陸連が世界ランキングを決定する際に使用している仕組みに限りなく近いもののようです。今回発表された男女の上位8位までは、世界ランキングでもほぼ同じような順位になっています。
鈴木健吾(富士通)は東京マラソンの結果により、大迫傑(13位)を抜いて日本人トップ(11位)にあがっていました。
https://www.worldathletics.org/world-rankings/marathon/men
さらにJMCの上位8位までに入ると、MGCの権利獲得につながり、この結果によって、新たに吉田祐也(GMO)、井上大仁(三菱重工)、和久夢来(ユニバーサル)の計3名が新たにMGC権利を獲得しています。
ここまでで男子は計28名、女子は計18名になります。