アニメ版「風が強く吹いている」第4話 | 趣味のブログ(空想特撮シリーズ,マラソン,トレーニング,中高年の健康管理など)

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三浦しをんの小説「風が強く吹いている」がアニメ化され,今月から放映されています。日本テレビの地上波では,毎週火曜の25時30分頃(水曜の1時半頃)からの30分番組です。

今週の放送で既に第4話ですが,1話から3話は見逃していたので,実質はじめて視ました。

 

いまどのあたりかというと,10人のメンバーが揃って,朝の練習が定着し,まもなく記録会というあたりです。

三浦しをんさんの小説の目次の全10章の中では,だいたい「3練習指導」から「4記録会」にさしかかるあたりでしょう。

 

公式サイトなどをみても全部で何話分あっていつまで放映されるのか分からないのですが,「秋アニメ」と冠しているので12月までなのか,あるいは,箱根駅伝の本番が始める1月まで引っ張るのか。日テレの戦略としては箱根駅伝本番を盛り上げる意味もあるかと思います。

10月放送開始というのは,よく考えたものだなあと思います。ちょうど箱根駅伝の予選会の時期でもありました。

 

普段,アニメというものをほとんどみないし,漫画もごく限られたものしか読まないのですが,映画をみてある程度ストーリーを知っていることもあって,4話からでも入っていけました。

灰二(ハイジ)と走(カケル)以外の8人のキャラクター設定が結構,工夫されていたと思うのですが,4話だけみて,とりあえず双子の兄弟と黒人留学生,漫画好きのオタクあたりまでは思い出せました。

ただ,記録会で5千メートルを走るというくだりがあったのですが,今年から箱根駅伝の予選会のルールが変わっていて,1万メートルの記録がないとダメなので,既に小説の時代から変わってきてしまっているかな,とも思いました。

小説,映画,アニメ,それぞれ,少しずつアレンジを変えているそうで,今後アニメがどんな展開になるか,時間帯的にリアルタイム視聴は難しいですが録画して見続けます。

 

そういえば,映画板では10区を快走していた灰二が,ゴールまで残りわずか,というところで故障して走れなくなってしまい,這うようにしてゴールを目指すシーンが最後のヤマ場になっていました。

先日のプリンセス駅伝の岩谷産業の選手と重なる部分があります。

 

日本陸連では駅伝のルールを規定していて,これは箱根駅伝はじめ国内で行われる多くの駅伝に適用されるはずです。

 

陸連の競技ルール

https://www.jaaf.or.jp/about/rule/

 

第5条の「走行」や第11条の「助力」の規定などが関連すると思います。

競技には必ず医師を配置させることになっていて,医師の判断で競技を止めさせることができます(第5条)。

また,選手は原則としていかなる助力も受けてはならず,選手以外の者が体にふれるのは失格になってしまうのですが,一時的な介護で体にふれることは例外的に認められています(第11条)。

プリンセス駅伝は視ていなかったのですが,これから冬にかけて多くの駅伝大会が予定されているのでルールは徹底してほしいし,ルールに不備があるなら改正してほしいと思います。

 

小説「風が強く吹いている」の中では足を怪我している灰二は無理して走り続け,それが痛々しく,感動する部分でもあるのですが,もしかしたらこういう感覚はちょっと古くなっているのかもしれないですね。

アニメ版にはアレンジを加えているそうで,小説の世界観には忠実であってほしいですが,時代の流れも踏まえた結末にもっていってもらえると嬉しいです。