駅弁の値段(国鉄時代から現在まで) | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


桃中軒のHPを見ていたら、鯛めしが840円。まだリーズナブルだなと思いました。


他のを見ていると助六が570円。どこの駅にもあった助六は国鉄末期は300円が多かった。

駅そば200円、助六300円、幕の内400〜600円

国鉄末期はこんなイメージだった。


それが今のいくらに相当するのか?

といえば、サラリーマン年収で比較すると、1985年は365万円。令和3年が443万円、大体1.2倍。それを当てはめると

駅そばは240円、助六360円、幕の内500〜700円程度の感覚だったことになる。

昔のほうが今よりずっと安かった。

特殊弁当は時刻表から確認できる。

それを抜き出したのが上の表。

どの駅弁も1.2倍には収まっていない。

大体1.5倍くらい。

鉄道運賃も載せておいたのでイメージしやすいと思います。

年収の伸び124%に対し110%くらいで収まっているため比較的安いといえます。


しかし実際のところ当時の旅行は格安な周遊券がありました。また18きっぷも夜行列車や長距離列車が多く使い勝手は今よりずっと高かった。


1985年の時刻表より

大阪発北海道ワイド周遊券は20日有効で35,800円(学割26,400円)しかも10月ー5月は冬季割引でさらに20%off!

つまり学割だと21,120円!

今の物価に合わせて1.2倍しても25,000円となります。

それで北海道までの往復急行はタダ、道内は全ての列車に乗れました。


昔は安かったのは幻想ではなかった!