金を配れば解決するのか? | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

昨日ポストした内容を少し整理しました。

極論にならないようばら撒き程度を1万倍から10倍にして試算します。


日本は緊縮財政だから金を刷って配れば、みんなお金持ちになってハッピーだそうなので、

次の場合はどうか。


条件

①日本円を今の10倍刷る

②不公平の無いように、預貯金や借金はそれに応じて10倍にする。

③当然の結果として為替上円の価値は1/10になる。


手元の1万円は明日から10万円になります。

スーパーに20万円の給料は200万円になります。

1,000円の貯金は1億円に増えました。


ハッピーですね。金持ちになったので買い物に行きましょう。


あれ?昨日まで500円だった定食が5,000円やん。

マクドナルドのセットも8,000円!

あっという間にスイスを抜いて世界で1番高いマクドナルドになった!


じゃ物価の高いニューヨークでも王侯貴族の生活ができるね!


あれれ?1ドル1,600円になってる。

マクドナルドのセットは15ドルで変わらないけど、日本円では24,000円!

月給200万円の金持ちになってもキツいわー


まあ、日本で生活する分にはいいか。


あ、そう言えばカードの支払いやった。

確か毎月1万円やったな。


あれ?10万円引き落とされてる。

そうか、借金も10倍になると言ってたな。


とここまで書くと「お金を刷って配ればいい」という人は、条件の①だけを見て、貯金を無視しているので、得すると考えているのだろう。

金を刷ってその価値を変えるなら、預貯金も借金も相応に増やさないと不公平なのに、何故か自分が貰える分だけ増えると考えてませんか?


刷った分得するというのは、貯金や借金の額が変わらない=その人たちの犠牲の上に成り立った理論です


そんな都合のいいこと通る訳ないでしょう。