「ローカル線は儲からないから廃止していいんだ。」
「民間なんだから、利益を追求して当然だ。」
「地元も乗らないのに必要ない。」
人間は10年続いたことはずっと続くと感じるらしい。民営化から30年、民営化後の状態が当たり前と思って昔から未来永劫民営化の姿が正しい在り方と考える人が多いのは無理もない。
だから上記のような意見が出てくる。
敢えて言いたい。
もともと国がインフラとして責任持ってすべき路線だった国鉄を「バラ色の民営化成功」な姿を見せて民営化賛成に導いた訳だ。
国鉄末期に配られた漫画「国鉄元気になーれ」にも「ローカル線は残す事が前提だ」と書いてあった。もっとも当時のファンはそんな事を信じてはいなかったけど。
芸備線などの廃止問題が取り上げられる時に、民営化が間違いだったと話を戻したいけど、そうならないのが不思議だ。
何度も出る国鉄民営化の約束
「そんな昔の話をしても仕方がない」「今とは時代が違う」
それはその時に言って欲しかった。
あの時、国鉄を真剣に考えてたファンや有識者は「あの広告通りなるはずがない」と思っていたし、言っていた。
その声はかき消されたけどね。
歴史に学ばないから、また同じ間違いをするやろな。