想像以上だった名松線 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします



久しぶりにみたタブレット閉塞 

YouTubeで見て、知識としてはあったけれど、実物を見ると、まるで死んだ人と再開したかのような不思議な感覚があった。




亀山からの鳥羽行きもキハ25のロングシートなので外れ感に苛まれていました。


土地すごい雨。名松線も止まってしまうのでは?と危惧されます。


大雨の中通過していく「快速みえ」

ここでは頼もしい


さて、松坂からの名松線です。

事前にキハ11の単行というのは調べてあります。

幸いにも、空きボックスが二つあったので一つ押さえてから弁当を買いに1番線へ。

弁当は買えましたが、日本酒がない(ビールはある)

「改札外のキオスクにありますよ」と教えてくれました。


近年買い物袋が有料化されてから買ったものを両手に持ちながら財布にいれた18きっぷを出すのが手間取ります。


本当あれなら悪法です。

松坂といえば、牛肉弁当。こちらです。

御多分にもれず1300→1500円に値上げされたばっかり。


はい、これが牛肉弁当の中身。

大きめの松坂牛(厳密には黒毛和牛)が二切。

フタの裏には牛肉弁当誕生秘話もありました。

高級な和牛を駅弁として手ごろな価格にする苦労と冷めても柔らかさを保つ難しさについて触れらていました。

その結果昭和34年当時150円でデビューしたそうです。

物価水準を考えると今の1500円相当なのでピッタリ。


紀勢本線と別れて

しばらくは平野部を走ります。実は近くに近鉄も走っています。

家城駅。

交換設備があります。

駅員がいました。そういえば名松線は今もタブレット閉塞だった。何年か振りに見る光景に封印していた昔の気持ちが蘇ってきました。





家城を出ると山間を走ります。

この川の美しい景色がガラス越しというのが残念。



客は僕ともう一組地元の人でした。


終点伊勢奥津。

駅前には土産物屋があり、災害で一時は廃線の危機にあったこの線が復活した時の記事などがありました。


残って良かった。


今更ですが、JR東海は「最もつまらない鉄道会社」と言われており、僕も概ね同意しますが、「らつまらない」という観点については、多くの人は「ビジネスライクで、クルーズトレインなど遊び要素のあるものを作らない」からつまらないというのに対し、僕は「単一化に走りすぎ、なんでもロングシート」という点がたまらないと思うので若干ずれがあります。


その上で、かつて定員の統一を図るため新幹線から食堂車を廃止したり、客車列車の運転をやめたため急行「銀河」が廃止になったりしたので、にがにがしく思っていましたが、

いまとなると他の鉄道会社はその上をいくたつまらなさになり、


日常使いの食堂車は無くす、車販すらない。

客車列車ところか夜行列車も無くす。

そのかわりにクルーズトレインなんてものを作って、全く実用性がないので使えない。

挙げ句の果ては近年の廃線ラッシュ。


そこに来て

改めてJR東海を見ると、他社が鉄道以外の収益にシフトしている中、新幹線があるからという理由はあるにせよ、あくまでも「鉄道会社」で行ってること、新幹線から車販を無くさず残しているだけでなく、コロナでも真っ先にアルコールを解禁にした事、名松線などローカル線を残している事、(タブレット閉塞が見れるのもポイントが高い)


さらに、駅蕎麦や弁当を以前からの業者に任せている事。(近年のJR他社の自社製弁当や蕎麦はインチキ臭くてお金を出したくない)


そしてそれをホーム上で食べれる、買えること。


以外や以外、他社があまりにも酷くなりすぎてJR東海が繰上げ当選してしまっています。


それを考えると、今後ある変化は、


駅からゴミ箱の撤去

ロングシート化、

何よりも鈍行ではダイヤが繋がらなくなり、事実上鈍行乗り継ぎが不可能になる。(普通列車は朝夕のラッシュ時のみの運転に特化される)


事が予想されます。


そうなると

「なんだかんだ言っても、東海はロングシートの鈍行を乗り継いで長距離移動できるもんな、他のjJRは通勤しか考えていない」という時代が間違いなく来ます。