夕方のサマルカンド駅
カフェスタンドがやたらあったり、
奥にはどこで支払ったらいいのかわからない
大量のペットボトル飲料の冷蔵ボックスが並んでいる。
髭のお兄さんは粛々とレジをこなし、この国初のビールをカップに用意してくれた
時間までにその店で買ったスイーツをつまみに駅中のソファ席でいただく
なんで総菜パンもあったのにスイーツやねんと自分に突っ込みながら
まだ明るい16時台の列車。
乗り込むとなんと寝台列車
ブハラに向かう3時間ほどの特急だがそんなものなのか?と思う
乗り込むと
若者たちが同室らしく、こちらが日本人とわかると、興味津々
このあたりの屈託のなさが、旅をしてても居心地のいいところなのだ
ひとりはアニメ好き女子
ソロを出したxのHIDEのような髪色をしている
ひとりは宮崎県に行ったことがあるのよという
女子
ひとりは柔道をやっていた
大野翔平は知っているか?
知ってるよ、対戦したのか?
そんなレベルじゃない!みたいな
ファーストコンタクトを交わして
3人は横たわることもなく
下のフロアでだべっている。
日本から持ってきたスナックをあげると
お礼にオレンジジュースの缶をくれた
寝台列車に乗ると秒で眠くなるわたしは
秒でゆりかごの子供だ
起きると、ブハラに着くまでに
シーツを丸めて返さないといけないようだ
後で気づくとどうやら敷きっぱなしのシーツで誰が使ってたのやら
である
駅を降りると暗くてブハラの駅はサマルカンド駅と同じ光で灯る
明日マラソン大会に出るという3人とインスタの交換をして別れる
よくよく考えると
宮崎にいたのではなく
宮崎駿は好きかと聞かれたことにぼんやり気が付く
スローモーションのシーンのように会話がよみがえる
変なものだ
タクシーは気のいいおじさん
値段もまあまあ悪くない
相乗りの女性はイタリア人
もう旅の挨拶会話の定型文
わたし:休みは1週間だよ
お相手:1週間!クレイジーね
はいはい、休みも取らず働いても
失われた30年の日本であります
宿は小さな小道の途中
ありがとうね
初のビールじゃ
酒のあてにならん奴
気のいいヤングマラソン人たち
アジアンから欧州顔までこれが
ウズベクの幅