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cultureにしますか

忙しい世の中でありますね。
たまにはティータイムといきましょう。
せっかくのこのひと時ですから
そんな気軽な個人的文化満喫日記は7年目突入です

チャイハネを後にして

気になっていたモスクに寄ってもらう

緑の帽子を被ったようなモスクは

村の信仰が感じられる祈りの場所

地元感のある、日本で言えば氏神様みたいなモスクや教会を観るのが結構好きだ

日曜日だからか人は誰もいないけれど、鍵は開いている

中に入ってみると、光の入る窓が並ぶ廊下を一本のじゅうたんが

礼拝堂に続いている

どうもこの廊下でもお祈りはできるようだ

入りきらない時に使うのだろうか

祈りのへこんだ穴がある

イスラム教とじゅうたんは何か教義と関係あるのか

いつもセットだなあと思う

 

ダルバン村にも駅があることが分かった

サマルカンドから辿れば、ボイスン駅よりも手前にあるダルバン村

は朝通り過ぎたのだろう

DARBAND

と書いた駅舎

はじめてダルバン村の綴りを見る

どこの本にもネットにも書いてないのだ

高山さんの本にあるだけの小さな村

ダルバン

線路だけが東西にそれぞれ続いている

あとは断層の山が低くあるだけだ

 

そこからは、タクシーの運ちゃんが見つけた

おじさんと娘くらいの女性の乗った乗用車に乗り換え

4人で長い2時間半くらいのドライブ

ドライバーのおじさんは何かと話しかけてくる

時々ザクロをくれる

酸っぱい

食べ方を教えてもらい

薄皮は車窓に投げるように言われる

日本ではしないけど

郷に入ればである

眠い

おじさんたちは南から来て

おそらく国境の町テルムズくらいしか大きな町はないけれど

そこからサマルカンドを通ってブハラに行くという

謎の一行だ

目的地のサフリサーブスで降ろしてもらう

さよなら、ありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

ダルバン村までは30分ほど

本当に小さな集落ぽつぽつとあるだけの

茶色い世界だ

ダルバン村に来たのは高山なおみさんのウズベキスタン日記

という紀行本に出てきたガイドさんのふるさと、

其の描写の美しさに惹かれてきたのだ

この弾丸の旅に拍車をかけたのは否めないけれど

どこに行きたい訳でもないけれど

本に出てきたチャイハネという軽食茶場(私的造語である)

に行きたいと告げた

見渡す風景は、

小さく流れる澄んだ川に牛が水を飲んでいる

低い茶色で層のある低い山々

緑の淡い大きな木々たち

何にも侵されずに保存されたパノラマが広がる

静かな時間と文化が保たれた風景なのだろう

高山さんと同じ気持ちになる

ここにしばらく居たいな

そう思わせる澄んだ落ち着きがあるのだ

 

立ち寄って聞いてもなかなか小さな村、しかも10年以上前

の前とは違い過疎化もしているだろう村には行っても開いていないことを続け

ようやく小さなチャイハネを見つける

看板もない、壁の禿げた民家の庭に、小上りがあって、

地元の人がお茶を飲んでいる

年季の入った浅黒い肌の主人が食べるものはシャシリクしかないと言う

それでいい、羊のシャシリクを2本頼む

タクシーのおじさんは自分は要らないと言う

炭火でゆっくり焼かれる羊肉から立ち上る煙の向こうには

バームクーヘンを切って皿に乗せたような山が見える

小上りに腰を掛けて焼けたシャシリクをいただく

脂ののった羊肉が炭火のゆっくりした火にじっくりあぶられたのだ

美味いしかない

まるいナンとポットに頃合いよく出たチャイが心を温めてくれる

タクシーの運転手にも食べさせてあげろよ

主人は言うけど

食べないって言うんだよ

大きく銀色に尖ったシャシリクのくしを置く

そう伝えても主人はちょっと不服そうである

御馳走様

 

村にはクラッシックカーが至る所にあり

時間を越えて乗り続けたらこうなったという結果なのか

それはわからないけれど

すごいタイムスリップなのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜行列車に乗り込む

4ベッドは1階に母子

現地のおじさん

2階の隣には少しやんちゃそうな40代くらいの男性

英語も通じない車内で夜を明かす訳だ

夜中目を覚ますと、すっかり携帯のeSIMは電波を平らにしている

恐怖

やっぱりこんな中途半端な旅力で山の中に見切りで来てしまったんだと絶望感に襲われる

地図にも出ていない山間部の村なのだ

村に着いても取り残される可能性もある

暗い列車内と暗い車窓の外の世界は一体で

暗い・・暗い

あれ?

寝てしまったんだ

辺りは朝を迎えて校舎のグランドを埋める

真砂土が積まれたような世界が光を帯びている

携帯のアンテナは息を吹き返している

ボイスンで降りるのは母子と自分のようだ

起きられなくてぐずる3~4歳の男の子に抹茶ミルクキャンディーをあげると

大泣きし始める

まだ緑の茶葉は早かったようだ

味わいなれないしね

 

やたらと長い列車の連結を見送り、駅に行ってみる

駅前には何にもなく

本当に何にもなく

タクシーだけが数台待っていて

乗れと言う

待ってお腹が・・・

トイレに行くと紙もないし、水も流れない

粗相もしてしまうしで

旅の恥はかき捨てるしかない

ごめんなさい

駅の人たち!

こころで謝りタクシーに乗る

乗り合いの社内には人が乗ってんのかい、と突っ込みたくなる

ひとりひとり民家で降ろし

やたらと話しかけてくるおじさんが

うちに泊まれと民泊を勧めてくる

この人はダルバン村に行くんだ

運ちゃんが説明してくれる

それでも泊まりたくなったら電話をして来いと電話を教えられる

車はボイスンの繁華エリアに差し掛かりまあまあ恐れるほどの状況ではなかったことを知る

でも、この何にもない町で泊まるなんてバックパッカーのような

時間は残されていない

市場の雑踏を横目に車を出してもらう

 

9時間の夜行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブハラ駅

と言うけど簡単には着かず

タクシーの運ちゃんにふっかけられてぎりぎりの到着

タクシーアプリが入らないのが難点な道中

(メールアドレスを入れ間違えてて、さらに、電話回線でパスワードが届かないということ

インストールは日本でしておきましょう)

最新の高速列車で無駄にビジネスクラスみたいなのしか取れなかったので

優雅な?2時間

2度目のサマルカンドで

夜行寝台列車を待つ

両替がマジで時間かかって、欧米人のお母さんは

ちょっとマジ困るわねー

なんて言うてる気配

現地の人も並ばないことに

日本人的にむきになってみると

そこは

ごめんね、いいのよ

先にして、みたいに言われるというなんとも素朴なのである

レギスタント広場は地元の人や観光客でいっぱい

土曜日の夜

居酒屋レストラン風のカジュアル店で

ローカル飯を一気に行きたい

ビールなんか頼んだりしてね

可動式の焼き釜(車輪がついている)

から取り出したのはサモサ

羊肉や野菜の具材がジューってしてる

皮はパイ生地みたいにポロサクなのだ

 

インドにはサムサっていうスナックがあるけど

繋がりあったりして

食文化とは面白なのである

うまし!

ネパールのモモのそっくりのマンティ

これもおいしくて

お代わり2個してしまった

シャシリクという串焼きを羊肉で

店のお兄さんも良くしてくれた

レギスタント広場に戻り夕方の風を受けながら

モスク跡の遺跡を眺める

観てるだけでも心地よい

そこにプロジェクションマッピングのショーがはじまる

ウズベキスタンの歴史やらが遺跡に映し出される

地元の人が歓喜声で盛り上がっている

さあ、良い時間だ駅へ移動だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

路地の隙間には切りとられた青空

 

 

路地を歩く友は

現地で買ったTシャツとアディダスの白シューズ

ご当地Tシャツは旅の必須アイテムなのだ

静かな通りで木々が植えられていている
けれども暑い

 

目的地の前に見つけた小さいカフェ&フード

レストランと書いてある

ここで頼んだのはラグマン

サマルカンドの市場の兄ちゃんが勧めてくれた

ウズベキスタン定番のソウルフードをはじめていただくことにする

トマトベースのスープに野菜や羊肉がたっぷり入っている

見た目よりあっさりしていて美味い!

リゾート風な小気味よい風合いの店内は
店員のお姉さんも優しい

 

 

着きました

目的地の歴史あるモスク

でも。。まさか

モスクのおじさんが言うには

今は入れないんだ

じゃあいつだよってことだけど

英語も通じないしWi-Fiも不安定で翻訳もできない

観光客の女子二人組も

何時って言ってた?

と聞いてくる始末

 

ミナレットだけがやけにきれいだ

 

おいしいラグマンだけが収穫で

あっという間にブハラの観光は終わりで

歩いててくてくと宿に帰る

 

 

おじいさんもうお別れなんだよ

明日もおじいさんの朝ごはん食べたかった

日本語で私は話し

おじいさんはロシア語で何か話しかけている

それでいいんだ

愛ネコがぬいぐるみみたいに見送ってくれている