ダルバン村、紀行を訪ねて | cultureにしますか

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忙しい世の中でありますね。
たまにはティータイムといきましょう。
せっかくのこのひと時ですから
そんな気軽な個人的文化満喫日記は7年目突入です

ダルバン村までは30分ほど

本当に小さな集落ぽつぽつとあるだけの

茶色い世界だ

ダルバン村に来たのは高山なおみさんのウズベキスタン日記

という紀行本に出てきたガイドさんのふるさと、

其の描写の美しさに惹かれてきたのだ

この弾丸の旅に拍車をかけたのは否めないけれど

どこに行きたい訳でもないけれど

本に出てきたチャイハネという軽食茶場(私的造語である)

に行きたいと告げた

見渡す風景は、

小さく流れる澄んだ川に牛が水を飲んでいる

低い茶色で層のある低い山々

緑の淡い大きな木々たち

何にも侵されずに保存されたパノラマが広がる

静かな時間と文化が保たれた風景なのだろう

高山さんと同じ気持ちになる

ここにしばらく居たいな

そう思わせる澄んだ落ち着きがあるのだ

 

立ち寄って聞いてもなかなか小さな村、しかも10年以上前

の前とは違い過疎化もしているだろう村には行っても開いていないことを続け

ようやく小さなチャイハネを見つける

看板もない、壁の禿げた民家の庭に、小上りがあって、

地元の人がお茶を飲んでいる

年季の入った浅黒い肌の主人が食べるものはシャシリクしかないと言う

それでいい、羊のシャシリクを2本頼む

タクシーのおじさんは自分は要らないと言う

炭火でゆっくり焼かれる羊肉から立ち上る煙の向こうには

バームクーヘンを切って皿に乗せたような山が見える

小上りに腰を掛けて焼けたシャシリクをいただく

脂ののった羊肉が炭火のゆっくりした火にじっくりあぶられたのだ

美味いしかない

まるいナンとポットに頃合いよく出たチャイが心を温めてくれる

タクシーの運転手にも食べさせてあげろよ

主人は言うけど

食べないって言うんだよ

大きく銀色に尖ったシャシリクのくしを置く

そう伝えても主人はちょっと不服そうである

御馳走様

 

村にはクラッシックカーが至る所にあり

時間を越えて乗り続けたらこうなったという結果なのか

それはわからないけれど

すごいタイムスリップなのだ