ちょうど一年前の今頃、
わたし、こんな記事を書いてたんですね。
《母親を「ひとりの女性」としてみるということ》
いつの間にか
私たちは歳を重ね、
母が私たちを
産み育てててくれた年齢を
自分自身が
とうに越えていることに気づく。
辛いことや哀しいことを言われたり
されたりしたこともあったと思う。
でも、いろいろなことを経験し
学びに変えてきた
「今のあなた」から
その「一人の女性」を見てみたら、
どのように感じるだろうか?
自分の母親を
「ひとりの女性」として
もっというと
「ひとりの人間」としてみてみる。
この感覚、あなたに伝わるでしょうか。
自分の母親である、
自分の父親である、
という視点から抜け出して
ちょっと上を向いてみる。
この人の人生を
「ある一人の女性・男性」として
とらえてみたとしたら
何が起きるのか。
まさにこの記事を書いた一年後、
先日参加したセミナーで
実際にそのことを
体感することができました。
こんにちは。
対話空間「旅するコーチング」へようこそ!
「がんばっている自分に優しくなれない」
「自分に自信がない」
「他人に合わせてしまう」
「職場の人間関係がしんどい」
そんな悩みをコーチとの対話で解決し
自分の人生を大切に生きていきませんか?
ライフコーチの
小国里恵(おぐにりえ)です。
課題として出されたのが
父と母、それぞれから自分が
「してもらえたこと」を
30個ずつ書き出すこと。
まさに親を《ひとりの人間》として
みてみる。
親だとしか思わなければ
してもらえたことも
「当たり前のこと」に思えてしまう。
ご飯がある
帰る家がある
洗濯物が洗ってある
毎朝起こしてもらえる
毎日働いている
全部当然のように
受け取ってきました。
何万回と。
むしろ
「してもらえなかったこと」にばかり
目がいく。
母にしてもらえたこと。
私が最初に書いたのは
【〇○(父の名前)を好きになったこと】
これがノートに書いた一つ目です。
母は父より6歳年上でした。
6人兄弟の下から二番目。
戦前としてはかなり裕福な家に育ち、
家にはいわゆる
住み込みの「お手伝いさん」が
二人もおられた話をよく聞かされました。
まさに、お嬢さま育ち。
そんな母は二人のお手伝いさんから
小さい頃、こんな風に呼ばれていたそうです。
「ごて会社の社長」
ごてる、ごねる、そして社長(笑)
きっと、いろいろ理屈こね回して
文句言うて、みんな困らせて
思い通りにならないと拗ねて
ちっちゃい社長として
君臨してたんでしょうね…
そんな母が父と出会い、
なんと、
出来ちゃった婚。
父の生まれ育った環境は
母とまったく違いました。
それも6歳も年下。
昭和30年代の話です。
きっと、苦労が目に見えてたんでしょうね、
母の親族はこぞって、
結婚に反対したそうです。
もしその時、私が母の姉妹だったら、
手放しで応援できたどうか、
とても疑わしい。。。ホンマに。
それだけ母にとっても
ものすごいことだった。
もし同じ時代に生まれていたら、
私は同じように出来たろうか?
そういえば、
明日11月25日は両親の
結婚記念日。
いま気づきました!
『母にしてもらえたこと』
『父にしてもらえたこと』
ひとつひとつ書き上げることで
ひとりの女性・男性、
そしてひとりの人として
生きた道すじが見えてくるようでした。
そして、私の生きた道すじも
見えてくるようでした。
誰だって「ひとりの人」なんですね。
とにかくその時を必死に精いっぱい
生きてきたのだと思います。
そりゃあ、失敗も間違いもあったでしょう。
生きていれば誰だってある。
後悔だってある。
したくてもできなかったこともある。
放り出したこともある。
子どもとしてのみ親を見れば、
それは全て「してもらえなかったこと」として
数えてしまうけれど、
ひとりの人間が生きた道だと思うと
「あぁ…」と言葉にならないようなものが
こみあげてきて、
なんとも抱きしめたくなるような
時が流れました。
母にしてもらえたこと。
30個目は
【生を全うしてくれたこと】
来月12月は母の3回忌です。
◆11月の体験セッションは
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■こんな気持ちになること、ないですか?
☑上司(部下・同僚)が苦手でしんどい
☑がんばっているのに、自分に優しくなれない
☑人からどう見られるか、ばかり気になる
☑ランチのメニュー、つい人に合わせてしまう
☑ふとした時に、このままでいいのかって思う
☑先送り、先延ばしにしていることがある
☑やりたいことがあるのに、うまく進まない
☑人生折り返し、悔いなく生きたい