いま、大切なお友だちが
「ガン」とともにいます。
それで私自身のことも思い出しました。
今からもう10年以上前ですが。
子宮頸がんを患いました。
当時、日記をつけていたので、
それを今日久しぶりに見返したんです。
ホントに久しぶりに。
そしたら、ずっと探していた
あるものを見つけることができました。
「詩」です。
私が当時偶然出逢い、
なぜかとても心惹かれた一篇の詩。
新聞にたまたま載っていた。
その切り抜きが
いつの間にかどこかへいってしまって。
ずっと探してたんです。
そしたら、日記に書いてた。
残してました、ちゃんと。
お友だちのおかげで再会できた。
ありがとう。
届くかな。
こんにちは。
対話空間「旅するコーチング」へようこそ！
「がんばっている自分に優しくなれない」
「自分に自信がない」
「他人に合わせてしまう」
「職場の人間関係がしんどい」
そんな悩みをコーチとの対話で解決し
自分の人生を大切に生きていきませんか？
ライフコーチの
小国里恵（おぐにりえ）です。
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桜の花びらがあんなに
思いきって散れるのは
思いもよらないほど
遠い時間にまで
根が届いているからにちがいない
「さくら」笠間由紀子
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2月27日に手術（子宮全摘）
3月、ちょうど桜の頃に退院
入院中に抗がん剤治療を開始
退院後は病院に通いながら
抗がん剤治療を続けました。
日記に詩を記したのは
2008年4月6日（日）晴れ
43歳の春
まさに桜満開の季節。
その時の自分が
どこまで意識していたのか
わからないですが、おそらく…
「失われるもの」と
「生まれるもの」とを
自分の中のどこかで
感じていたのかもしれません。
そして、きっと
安心したかったのでしょう。
あったものがなくなっても大丈夫だと。
（当時抗がん剤の影響で髪の毛も
大量に抜け始めていました）
思い切ってあんなに
花が散ることができるのは
遠くまで、遠くの時間まで
届いている根があるからだと。
花はそれを知っているからだと。
安心して伸びよ、
そして咲いて散ればいいよ。
その分あなたの根っこは深く張っている。
誰かに、どこかに巡っている。
もうひとつの「桜」
それは退院してきた私を迎えた
実家にある桜の木。
これ、植えた木ではないんです。
どこからともなく飛んできた「種」が
大きくなったものなんです。
最初は誰も桜とは気づかないままでした。
知らぬ間に「桜」になってたって感じで。
だから、塀ギリギリの変なところに芽を出して
そしてなんとなんと成長の過程で
「ブロック塀を突き破り」
大きくなっていきました。
なんという力！
ふと思うことがありました。
そのうち桜の木の根っこが
途方もなく地中に伸びて
家ごと持ち上げるんじゃないだろうかと。
そんなおかしな妄想も
あの「詩」のお陰かもしれません。
我が家の桜スナップ
実はその後もうひとつ。
通院していた病院で
この詩がとりもつご縁がありました。
それも日記に書いてあった。
それはまた次回、ご紹介したいと思います＾＾
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