SDGsをめぐる不思議な旅  | 40代50代「このままでいいの?」は大事なサイン!自分を知って、自分とともに生きていこう~対話空間「旅するコーチング」~

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 ~コーチとの対話をとおして自分を知り、もっと自分の人生を大切に生きていきませんか~

こんにちは。
対話空間「旅するコーチング」へようこそ!
 
 
さて、先日あるゲームに参加してきました。
「SDGsカードゲーム」というものです。
 
説明しながらになりますので、
いつもより長文ですがお付き合いください!
 
 
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
 
 
SDGsカードゲーム
 
まったくもってゼロの知識で臨んだのですが、
ほんとなかなかよくできてるというか、
いやーいろいろ考えさせられる、
気づきの多い体験でした。
 
 
一言で言うと、
世界と自分のつながりをゲームをつうじて体感できるのです。
「自分の考え方次第」で世界とのつながり方が変わることや、
その可能性のようなものが実感できます。
 
 
 
まずは参加者一人ひとりが違う価値観の持ち主として設定されます(例えばお金第一のAさん、時間第一のBさん、環境を守りたいCさん、貧困撲滅したいDさん等)。今回は7名でチームをつくりました。

 
それで、AさんBさん…全員がそれぞれの価値観にもとづいた目標を実現するために、それぞれに与えられたプロジェクトを限られた「時間」と「お金」をつかってどんどん達成していく、ってゲームなんだけど。
 


そこで、面白いことがいろいろ起きます。
 

まずはとにかくゲームが始まると、何よりみな、自分の目標を達成するために行動する(当たり前ではある!)
お金第一のAさんはもちろんお金カードを集めにかかる。そのために金と時間を使う。
そう、全員が大概そういう動きをします。
 

そうこうしているうちに、
その一人ひとりの思考や行動により
「影響」を受けるものが出てきます。
それが「世界の状況メーター」
 

これは、まさに世界の状況を
「経済」(例えばGDP)
「環境」(例えばCO2排出量)
「社会」(例えば貧富の差)
という3つの指標にわけて
世界がいまどういう状況なのかを指し示します。
参加者のプロジェクトの達成状況に合わせ、
まるで生き物のように
世界の状況メーターも変わっていきます。
各個人に与えられたプロジェクトには、
どの指標に+の影響を与えるのか、
または-の影響なのかが示されています。
 
 
はじめはよくわからなかったのですが、
ファシリテーターにより途中でいったんゲームが止められて、
「世界の状況メータ―」を見ると…
私たちの場合はこうでした。
全部が100だとすると、
経済が80、環境が10、社会が10。こんな感じ。
 

そして私たちメンバー全員が思いました。
「これヤバいなー」➡(共通認識)
(ただし思わない人もいるかもしれませんよ)
 
世界をヤバくしたのは
私たちなのです。
 

 
ここからです、場が上下左右に動き出すのは!
誰かれなく異口同音に言います。
「経済ばっかり。社会、環境これではあかんわー」って。
 
そこからは更にメンバー同士の交渉やお願いごとが活発になります。
前半は自分の目標達成のために交渉してました。
 
それが…
「このプロジェクトやると環境がよくなるんですよ。でも私お金もってないんです…(一文無し)。すみません、貸してもらえますか?!」
(これ、私が言うたやつ)
 
言った相手はお金第一という価値観の持ち主。
当然お金は持ってます。
目的に共鳴してくれたので、貸してくれました!
(ちなみに時間切れで返せませんでした…)
 
そうやって、
世界の状況を意識した
プロジェクトが動き出すと
あれよあれよという間に
世界の状況メーターが変わっていきます。
 
結果的に、前半とは異なり、
経済、環境、社会とも
とてもバランスのよい世界が達成できました。
 
これは私たちチーム全員で
望み、創り上げた世界です。
このままではヤバい!と思い、
自分のプロジェクトがもたらす結果(成果)を
それぞれが意識しだしたから
得られた世界でした。
 
まさしく
自分と世界がつながっている
の体感。
 
 
 
 
そしてさらに面白いのは
「世界の状況メーター」を
よくするために
誰も犠牲に
なっていないと
いうこと。
 
つまり、7名全員
世界の状況もよくなるだけではなく、
自分の望む目標(価値観)も
同時に達成していたのです!
 
 
SDGsの大切にすることとは
「誰一人取り残さず
発展させる
ということ、まさにこの状況でした。
 
 
 
自分の価値観
(望むものや大事にしたいもの)を
きっちり表明する・・・
すると誰かが声をかけてくれるのです。
「あなたのほしいものってこれだよね。
私がほしいものはこれ!
だから交換しましょう!」とか。
 
そうやって、
それぞれが自分を表現し合い、
相手の大事にしていることも
確認する。
お互いを大切にする中でこそ、
「何かを変える」ためには
「どこを共通認識」として
「誰とつながればいいのか」も
見えてくる。
 
 
たとえ、相手が、
価値観の異なる相手だったとしても
その先にある「目的」が共有できれば
そこに向かう山登りの仲間だと
思うことができる。
 
 

果ては宇宙につながる


私から世界へと行ったり来たりできる自由


 
 
 
 
自分の思考や行動は
いつも
どこかの
何かに
つながっている
 
 
 
 
ゲームと言えばゲームです。

そこから自分に引き寄せて、
何を感じとるかも
結局は自分次第です。