杷木神社、長田大塚古墳と継体に紐づけてめぐってきましたが、今回は東へ移動。筑後平野のどんづまりから少し北の山中へと谷筋を上ります。
■福井神社・・・福岡県朝倉郡東峰村福井925−1
筑後川を杷木大山がふさぐように立ってます。その東の谷筋を北上しますと
221号線沿いに福井神社があります。
拝殿正面。
本殿を横から。
福井神社本殿に向かって左側には
天満宮
ここは筑前と豊後の国境に当たり、英彦山神領の入口でもある。
祭神は、伊邪那岐、速玉男、事解男。
もとはここのすぐ北側にある福の井にあった、と。
これがその福の井
日本神話では、神功皇后は今の福井県からはるばる九州へやってきて活躍した…ということになっています。
この話に信ぴょう性を感じたことが無かったのです。
かなりの距離を戦力を引き連れて移動するのは、兵站の意味からいってほぼ不可能です。兵庫県山中には神功が日本海側から瀬戸内海へと抜けていったという伝承があると聞いたことはありますが、およそ現実的ではないと思います。
何の伝手もない長い遠征路を進軍することは現実上あり得ませんので、日本神話の描写はねつ造だと思います。
そこで案内していただいた久留米地名研究会・古川清久氏が一言。
「神功皇后が出発したという福井はここなんだよ」
どひゃ~~~!