ここで一言 -9ページ目

コーヒーが不味かった日【3】

もう、一気にダメージ100である。


セネガルのイミグレは何の問題も無く再入国することができた。
トイレも綺麗だったし。
イミグレ小さいけれどコンクリートの小屋だったし。

そして、ベリンガラという町のタクシー乗り場に到着。

到着してさっそくタクシードライバー達の客の奪い合いが始まった。同行者のバックパックが勝手に積まれてしまったタクシーに、とりあえず私のバッ クパックも積んで、もうこのタクシーでいいや…と思った瞬間に、別のドライバーが私のバックパックを掴んだ。

私のバックパックが、トランクのドアに挟まれた状態で2人のドライバーによってひっぱられている。ドライバー同士、客を奪い合うための怒鳴り合い の喧嘩をはじめた。

喧嘩するのは、どうでもいいが、それ、私のバッグなんですけど!!!

私は怒鳴り合うドライバー達の腕をとって「私の荷物なの!ひっぱらないで!!!!」と、負けじと怒鳴るが、全く効果なし。それでも「さわる な!!!手を離せ!!」と怒鳴り続ける。

…怒鳴り合う2人の黒人と、それにつかみかかりながら怒鳴る日本人女…。

ダメージ150。


結局、そのタクシーでバスターミナルまで移動した。
これも数人がかりで押さないとエンジンのかからないオンボロタクシー。

そして1,500CFAのタクシー料金を払うために2,000CFA払ったつもりが、払った直後に、10,000CFAを2枚渡していたことに気 がついた。すぐに「返して!」と言ったが「お釣りを作って、タンバクンダ行きのバスのチケットを買う」と、ドライバーが小屋に向かって歩いて行ってしまっ た。

そして小屋の前で「とりあえずお金を一度返して」と言って返してもらったのは、10,000CFA。

この野郎・・・。

関係ない英語の喋れるセネガル人が「オレは見ていたけれど、最初から10.000CFA一枚だった」とか横から口出ししてくる。「私は折りたたん だ状態で札を渡したのに、あんたどうしてそれが一枚だったかどうかなんてわかんのよ!うそつき!!!」と怒鳴る。

タクシー運転手にポケットを見せろと言ったら、ポケットではなく、シャツをまくりあげて腹を出してくる。

すっごいデベソで笑いそうになる。


結局、数十分大喧嘩しても、まったく相手にされないので払いました。1,500CFA(300円)のタクシー料金に対して 21,500CFA(2,300円)。タクシー運転手の家族は、今日、父親がパクった金で美味しいものでも食べるのでしょう。ダメージ200。

ほんっとに胸クソ悪いですが、まぁ、大きな社会的なくくりで見ると、私達日本人が途上国の人間から摂取しているもののほうがが多いと思う…と思う ことで、なんとか心を落ち着かせます。

そしてバスターミナルから、乗り合いタクシーに乗って向かった本日の最終目的地タンバ・クンダ。

前も見えないような砂埃の中をタクシーは走り続け、最後列シートはなぜか前かがみになっていないと座っていられないくらい狭く、本気で辛かった。

そしてやっと到着したタンバ・クンダで「鉄道駅で降ろしてくれ」と言いたかったけれど、フランス語のわからない私達2人。「ステーション」では通 じず、同行者が「エスタシオン」と言ったら通じたので、私は「ふーん。鉄道駅ってフランス語でもスペイン語のエスタシオンと一緒なのかな。それともスペ語 ならこの人わかるのかな」と思っていたら、運転手はガソリンスタンドを「これだろう?」と指さしてきた。つ、通じていない!

なので「ガール トレイン」と、私が言ってみたら「おお!ガール トレインか!」と言って理解してくれていた。そして「ここがガールトレインだ」 と言って指差した場所は、私が持っていた地図上にある鉄道駅と同じ場所。

「そうそう、ここここ。」と言っているのに、なぜかタクシーが止まらない。そしてそのまま、次のガソリンスタンドの前で「ここでいいんだろう?」 と言ってきた。

馬鹿なの?ねぇ、馬鹿なの!?

「違う!ガールトレイン!!」と言うと「ガールトレインは、あっちだ!お前達はエスタシオンと言った!」と怒鳴り始めたので「だからー!これはエ スタシオンじゃなくてガスステーション!で、あんたガールトレイン戻ってよ!!」と、怒鳴り返していたら、嫌がらせでタクシー乗り場まで連れて行かれた。 そして、さっさとタクシーから降りていった(長距離タクシーは、料金先払い制)。

ムカついたので私はタクシーから降りなかった。

色んな客引きが「どこに行くんだ?」「ダカールか!」「バマコか!」とひっきりなしに声をかけてくるが無視。同行者が、丁寧に説明回答しようとし ているが、それもムシ。ひたすら、私は、ふてくされた顔をしてタクシーに乗り続けていた。

そして途中でキレた。

「私はあの運転手と話がしたいのよ!鉄道駅に行きたいの!ここじゃないし!なんでまた金払って新しいタクシーに乗らなくちゃいけないのよ!ふざけ んな!あいつをここに戻すか、ポリス連れてこい!!!!!」

と、ポリスの一言を出した瞬間にうざったい、自分の主張しかしない、こちらの要求なんて何も聞いちゃいない客引き達は去って行った。ダメージ 300。

もうしょうがないから、新しいタクシー拾った。この運転手は当たりだった。でも、べつに「目的地にちゃんと連れて行ってくれる。客の要求を最後ま でちゃんと確認する」という、アタリマエのことをしてくれているだけだけれども。

そんなこんなで到着したタンバ・クンダの宿は、部屋に扇風機が付いていて、シャワーもホットシャワーで幸せです。「文明ってすばらしい~」と言い ながら、扇風機の前に張り付いています。停電きませんように…。とりあえずパワーアップ1。

本日トータル、ダメージ299。

全てはコーヒーが不味かったことが原因です。


それにしても、西アフリカを旅した女子パッカー達が「現地人と殴り合いしてきた」と言っていた理由がよーくわかりました。ほんっと、私もいつか殴 り合うような気がしてなりません。