「ドバイは砂漠気候です。 年間を通して雨は実質的に降りません。」とあります。
グラフを見ても雨は少ししか降らないのがわかります。
※東京の気温と降雨量
私たちがドバイの「パームアイランド」観光に向かった2024年3月9日はラマダン(断食月)が始まる前々日は天気予報でなぜか雨。
市内観光に出かけると、通訳さんが「本日は10時と午後3時に雨が降ります。」と言います。
なんでも、そのため本日は野外イベントは中止するよう連絡があったとか。
早速、10時ちょうどに大雨が降ります。
ドバイの超高層が雨にもやります。嘘みたいな風景が広がります。
雨の中観光に出かけます。町中が洪水のよう!
なんでも、ドバイには排水という概念がなく、道は川になり、低いところで水が溜まっています。
バスは水上両用車のように、深い水たまりを水を掻き分けながら進みます。
車高の低い車は水没しそうです。
バスは世界一の人工島「パームアイランド」に向かいます。
『月からも見えるやしの木型人工島』パームジュメイラは世界一を誇る島です。
ドバイに来ると何でも世界一なので、世界一と言われてもフーン という感じになります。
この島の全容は空高くからしか分かりません。幹の部分は高層マンションで、葉の部分は邸宅別荘地。
なんでも地元民は高層マンションは嫌いで、マンションは外国人用だと言います。
邸宅別荘地の先端に一番広い家があり、各家はハーバーフロントです。その地区へは私たちは近寄れません。
ヤシの木の土地を囲う防波堤の中央に「アトランティス・ザ・パーム」という5つ星ホテルがお城のようにそびえています。
その城壁のようなホテルはクルーズターミナルAに着岸している「コスタ・トスカーナ」のデッキからも良く見えました。
The Pointe - Palm Jumeirah Fountain Walk (North)にバスが到着するころ、午後3時になりました。
雨がシャワーのような強さで降り始めましたが、観光を途中でやめるわけにはいきません。
しばらく屋根の下にいました。しかし、次の予定があることから仕方なく写真ポイントで撮影です。
私は晴雨兼用の傘を持参していました。
しかし、参加者の方の1人は「ドバイで雨に降られる。」なんて考えられないから日本に傘を置いてきた。と傘がありません。
私と二人の傘での撮影になりました。そして次の場所への移動中に雨は止まりました。
雨の中、芝生に水をやるスプリンクラーが作動していたのはちょっとおかしかった。
何故、きちんと10時と午後3時に雨が降るのを予測できたのかしら?
それは人が人工的に降らしたから、らしいのです。
ビジネスインサイダーの記事によると
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある国立気象センターは、雨を降らせる新たな方法を開発した。
レーザー光線を照射するドローンを使って、人工的に雨を降らせるのだ。
同センターは、2021年7月18日と21日にドバイの街中で豪雨を発生させたことを証明する2つのビデオをインスタグラムで公開した。
その仕組みは、ドローンを用いて雲にレーザー光線を照射して帯電させることで、小さな水滴が集まって大きな水滴となり、それが雨となって落ちてくるというものだ。
UAEでは人工的に雨を降らせることが極めて重要だ。
というのも年間の降雨量が平均100mm以下しかないために、農業をすることが難しく、食料の80%以上を輸入しなくてはならないからだ。
近年、この降雨の回数が増えているという。
ちょうどラマダンの前々日にあたる2024年3月9日に雨を降らせることで、ラマダン期間中の埃払いを計画した。
と私は思います。
おかげで、高層ビル群はシャワーを浴びて、とても美しくなりました。
こちらにUAEの国立気象センターの2024年3月9日の雨の動画があります。
「雨を降らすのは良いがちょっとやりすぎではないか 」ちょうどよく降らすことは出来ないのか?
と思っちゃいますよね。
UAEの国立気象センターの2024年3月9日の雨の動画
UAEの国立気象センターによる人工雨への取り組みの最新情報 の動画 (英語) 2024/02/03
最新ニュースでは「もっと人工雨を増やし、森の再生や農業に利用する。」とあります。
でも、そんなに雨を降らせて、地球規模で見る、雨量とその場所に変化がないか心配です。
だって、そんなことは今までの地球の歴史上で無かったから、想像するしかありません。
日本は、山のおかげで 雨が自然に降ってくれます。
ありがたいですね。
やれやれ
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