階段の上り下りで疲れた私は、次の鍾乳洞見学でも「同じように歩かされるのか」と心配でした。
10分くらい車に乗り着いた
「ボストイナ鍾乳洞」は、ディズニーランドのアトラクションの入り口のようでした。
大勢の人たちが並んでいますが、時間ごとにグループになり、そうこうしているうちに、次から次へとやってくるトロッコ電車に乗るのです。
私は連れに、「秋吉台で鍾乳洞を見たのだから、こんな遠くに来て鍾乳洞なんて見なくてよいじゃない?」と言われていました。
けれど、トロッコが走り出した時、このボストイナの鍾乳洞のスケールの大きさに驚かされました。
また、鍾乳洞ぎりぎりに走るトロッコはスリル満点です。
この列車はなんと1872年から走っていて、最初はディーゼル機関車だったというじゃありませんか。
鍾乳洞を観光に初めて使ったのはスロベニアのこの場所だったのです。
しかし、あまりにも観光化したので、UNSCOの世界遺産のリストに入らずにいるのです。
最初の3.5キロをこのトロッコ電車で駆け抜け、降りた場所からは1.5キロ歩いて鍾乳洞をめぐります。
急な階段もなく、緩やかな道をガイドさんの説明を聞きながらグループごとに移動します。
ガイドする場所だけに照明がつくのです。
しっかりついていかないといけません。
もしも、明かりもない鍾乳洞に置いていかれたらと思うとゾッとします。
素晴らしい大きさの柱や、大きな広場、スパゲティのように細いものが垂れ下がる場所など、スケールの大きな場所が続きます。
でも、なんだか飽きてきました。
実は鍾乳洞はこの先20キロの深さで、見学できるのはほんの入り口というわけです。
このものすごい鍾乳洞は体験できなければ理解できません。秋吉台(8.8キロ)のスケールを越えています。
※写真はボストイナ鍾乳洞のパンフレットより
洞窟内は暗くは足元が見えにくいのです
地底探検につかれたころ、トロッコ電車の終点駅につきます。
再び電車に乗り、太陽の光の見える入り口に戻ります。
野外に出てほっとして、この日のツアーは終わりました。
リュブリャナに戻り、市場近くでランチを食べ、夕方は川辺のカフェで巨大ピザと格闘しました。
明日は早朝5時に出発し、パリ経由で戻ります。
パリ発成田行きのエアフランスは、食事を乗せ忘れて滑走路を戻るアクシデントがありました。
それでも、フランス人を満員に乗せて成田に無事到着したのです。
スロベニアのお城とハイキングの旅はこれで終わりです。
やれやれ
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