どの国でも水道の水が飲み水として使用できるとは限りません。
日本みたいに、どの地域へ旅行しても、洗面所の水が飲めることは世界的に珍しいことなのです。
オランダで、ホテルの洗面所で水道水でうがいをしようとしたら、一口で吐き出すくらいの化学臭がしました。
そこで、海外へ旅行する際、「その国の水道の水を飲むことが出来るか?」を調べておきます。
たいていのガイドブックにはたとえ「飲むことが可能な水道水」であっても、
「ボトル水を買うことをお勧めします。」と記述されています。
ホテルにチェックインしたら、まず水を買いに出かけます。
ホテル内でも売っている場合もありますが、たいていスーパーより高いので、仕方がない場合のみ購入します。
ツアー行く旅行は夜遅くついて、朝早く出発するケースが多いのです。
水を買いに行く時間はありません。
そこで、ツアー旅行が多い友人は日本から2リットル入りのボトル水を2本も、スーツケースに詰めて出発します。
帰りはワインやお酒の瓶に化けて帰るので、空間が余ることはないそうです。
スーパーでは様々な種類のボトル水が売られています。
私の場合、年寄りは水が変わるとお腹を壊しやすいので、
現地のスーパーのボトル水、それも「ミルク作りを飲ますことが出来ます」
と表示のある水を買うことにしています。
このボトルには赤ん坊が哺乳瓶を咥えている絵がかいてあるので、字が読めなくとも購入できます。
これなら安心。
無かったら、世界的に良く知られているメーカーのものを買います。
以前、スペインのスーパーで大安売りの水を買いました。
ポットで沸かしたところ、水が真っ白になり、ものすごく石灰が沈殿しました。
ヨーロッパは硬水で、日本人のお腹にはきついのです。
それから、ガス入りという炭酸入りの水がふつうの水と並んで売られています。
料理をして旅する私たちは、このガス入り水を買ってしまい、この水で仕方なく味噌汁を作りました。
味は推して知るべしのまずさです。
水が料理の美味しさをこんなに変えるなんて、日本料理の美味しさは水にあり!です。
シニアは薬の服用が欠かせません。
そこで、買ってきた水は日本から持参したペットボトルに詰め替え持ち歩きます。
日本のそれも炭酸系の飲み物が入っていたボトルは強いので長持ちします。
また、200ミリの小さなペットボトル(経口保水液用)はポシェットに入れられるので、ちょっとむせた時や外での薬の服用に便利です。
小さなボトルを冷蔵庫で凍らせて、ハンカチで包んで持ち歩くと、冷たい一口の水は体を生き返らせてくれます。
飛行場の保安検査場では必ず水が入ったペットボトルは没収されます。
そこで、検査場前でペットボトルは空にして見えやすいところに入れます。
一度、空のペットボトルを捨てられそうになったので、慌てて取り返したことがありました。
手ごろなペットボトルを見つけるには大変だし、水筒よりペットボトルのほうが軽いので持ちやすいのです。
こうして旅を続ける爺さん婆さんです。
やれやれ
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