400キロを13時間かけて移動して快適って言い放つ私は変なのでしょうか | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《2018年11月26日》マダガスカル アンタナナリボ→ムルンダバ



今日は移動日でごさいます。

北タクシーブルース乗りばで立ち食い朝ごはんしてみました。




こちら。60円でござい。





この透明プラスチックケース、日本で服などの収納ケースが使途と思われますが、マダガスカルではなんとパスタ入れになっております。




ここで立ち食いパスタしてたとかウケる( ´∀`)

困ったことに、意外とおいしいんだよね苦笑。



********


マダガスカルといえば動物!!

映画マダガスカルが動物好き好き♪とか言うからそれ連想する人はどうも多いようですが、

マダガスカル、たぶん、ライオンとかシマウマ、いない。。。

じゃあ、何が観光資源かというと、色々あるけど、

特筆すべきは、何はともあれバオバブです。

バオバブとは、
アオイ目アオイ科バオバブ属に属する木です!(ウィキペディアより)
星の王子さまの故郷を覆い尽くしていたでっかい木です!
大根地面に突き刺したみたいなフォルムでそれはそれは愛らしい形をしていて、
とにかく大きくて長生きです。

ザンビアやボツワナにも実はバオバブ生えてて、なんか似てる木のボトルツリー?がイエメンにあったりもする。
 
実はオーストラリアにもバオバブあるらしい。

が、マダガスカルほど、ずっかんどっかんでっかいふっといバオバブが生えまくってる場所を私は知らない。  

そんなバオバブを見るために、13時間バスに揺られて、アンタナナリボからムルンダバという街にやってきました。


マダガスカルの長距離移動は
・飛行機
・車チャーター
・タクシーブルース
というのがどうも一般的で、だいたい値段の安さからバックパッカーはタクシーブルースを選択します。

タクシーブルースは名前はかっこいいけど、時刻表なんかないバンで、人を200%ぎっちぎちに詰め込んでるから空気椅子的な感じになったり、荷物は屋根の上に乗せてホコリまみれで、なぜか隣に体臭きつめとか巨漢が座ってきて、最大積載量とか定員とかバスの安全概念を根底から覆すスタイルのバスで、パンクとかエンジンオイル切れとかぬかるみにハマるとか常でたまに鉄骨折れたりとかもするらしくて、トラブルにあったのにむしろ乗客はそれ見て大爆発とかしてて、気づいたら目的地到着に24時間かかってたりとかして、なんかもう色々修行すぎて本当にどうもありがとうございました。文章にとかが多い、すいません

みたいなバスです(ネット調べ)

こわ!!Σ(゚Д゚)
ちょっとおもしろそうだけど、こわ!!Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)


自分の限界に挑戦したいMな私「乗りたい!タクシーブルース乗ってみたーい!(*゚∀゚)」

限界とかいいから保守志向の私
「これはやばいって。11月は雨期に入りかかってるらしいし、なんかトラブル続き出し安全策がいいって!
画像見てもブログ見ても地獄絵図だって!」


たしかに!Σ(゚Д゚)
エチオピアレベルじゃん!
そして私エチオピアでもこういうバスでの長距離移動は避けたじゃん!



かくして。
どうもタクシーブルースよりちょっとだけ(200円)高い、広々シートのバスがあるらしい。

詳細はこちら。https://ironotabi.com/bus_transfer_in_madagascar/

さらっとそんな情報がネットで出てくるってマダガスカルって実はめちゃくちゃ旅しやすいんじゃないの??

宿の人に、この快適バス、のチケット買いに行きたいんだけど近くまでバス?っゆったら電話で予約してくれたし、
え??マダガスカルって実はめちゃくちゃ旅しやすいんじゃないの??

すごい!マダガスカル。

快適バスの予約確定には決済が必要だそうで、現金もってバス会社行っただけです。

バス会社の場所は北のタクシーブルース乗り場。
バス会社はCotisse。(アクセントはティのとこ。)
sonatra plusと書いてるブログも同じもので、会社名はコティース。タクシードライバーにもcotisseで通じます(^^)/

前日のうちに、こんな風にいい感じにバスをおさえ、今日は1日移動日だったわけです。

タナからムルンダバ、その距離400キロくらい。所要時間は13時間。

雨季で道路状況が悪いと、1日半かかることもあるらしく、
乾季でも20時間って話もある。
11月は雨季に入っているのでもうどんなひどい目に合うかと、私そういうのもってんだろうなぁ。。。

大事故覚悟でのぞんだところ、
快晴だし絶景だしバス快適だし道路事情悪くないし、快適と噂のcotisseバス,ほんとに快適ありがとう!






ほらもうこのゆとりですよ。



アンタナナリボは海抜1000メートルくらいなので、朝晩は冷えも感じる爽やかな上高地気候で、モロンダバは海もある街なので、あったかい。








気候や景色の変化なんかもみつつ、13時間はあっという間(^^)

なんてことはなくて、超余裕だったのは最初の6時間くらいで、やっぱり後半はどんだけ条件が良くても普通に疲れる。


でも全然です。普通に疲れただけです。
アフリカで普通に疲れただけとか超楽じゃん。

先人たちは五感全てに高負荷かけて本当に大変そうでした。

なんというかそういう方たちって、思うにお金の問題というよりなんだかんだいって荒波に揉まれたい旅心で、セルフMプレイなんじゃないかと思うのです。

ぶっちぎり発展途上大陸に予算少なめの個人旅行してる時点でもうMですから。

だから、その類いの癖がある私としては、今回のこの快適な移動は私のマダガスカルの移動方法として至って不適切なのではないかと。

もっとすったもんたしてぐちゃぐちゃにこねくり回されて、何もかもうまくいかないこんな国、二度と来ねーよ、ばーーーか!!!

→帰国後、ああ、アフリカが恋しい、、、。

っていう後ろ髪を引いてもらうのが正解だったんじゃ?!


とか立ち止まって考えてしまうくらい、今回の移動はひどく快適でした。

念の為申し添えると、




快適バス,cotisseでもおトイレ休憩場所はこちらです。
その辺の道でするワイルドスタイルです。


ここで思うべきは道端でしろだと?!\(◎o◎)/ではありません。


物陰があるところに止まってくれるなんてセンスあるじゃんマダガスカル人(*゚∀゚)

であり、

地獄絵図みたいになってしまった様式だけは近代型なトイレよりむしろ外だよね(*゚∀゚)

です。

私はトイレ中の人の尻なんか見たくも見せたくありませんが
汚物にまみれた地獄みたいなトイレは他の国でくつも行ったけど、それを思えば屋外トイレって自然って素晴らしいなと思います。





念の為もう1点申し添えると、
1日バスに乗っていただけでなぜか爪の間に砂がめっちゃ入っています。

マスクも鼻かんだティッシュも1日着てたTシャツも、砂遊びしたとしか思えないくらいダスティカラーになります。窓際、風気持ちいいけど恐るべし。

鼻の黒さには不覚にも驚いてしまい、ちょっと悔しいです。


あ、あと割とずっと爆音で音楽なっててうるさかった!
途中でスピーカー壊れたのか、ギズモートサウンド?が流れてて、つらかった!

あれ?!こうして見ると実は快適じゃなかったのかな?!

自分の快適水準が日本人の一般基準を大きく逸脱している気しかしませんが、とりあえず私は満足してアフリカを旅しております。


やっとやってきたムルンダバ、明日はバオバブな1日だよーーーー!