フレンチ食べながら仕事の独立について語らってみたりする | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

《2018年11月25日》マダガスカル アンタナナリボ

昨日の夜、宿の近くの屋台で脂ぎったチキングリルと謎の春巻きを、
地元のお姉さんなのか夜のプロの方なのかわからない人に勧められるがまま食べみて、結果脂ぎっててなんだかなぁ(´・ω・`)

地元のお姉さんなのか夜のプロの方なのかわからない方、話してみたら妊娠してるけどめっちゃビール飲んでてタバコ吸っててなんだかかぁ(´・ω・`)


だったんだけど、


なんだかなぁなごはん食べてる場合じゃありませんでした。



今日ちゃんとしたお店に夕ご飯食べに行ってみました。



アンタナナリボのごはんがまじですごくてですね。




何がすごいかと申しますと、



私の今日の夕飯、、、





タコのリゾット トリュフオイルがけ





カクテルシュリンプ キャベツとホワイトペッパーを添えて






頼んでないけど、空いた時間にでてきたおしゃれすぎる一口ミール


でした。



そりゃ飲むよね、ワイン。




そりゃ飲むよね、ビール。



マダガスカルは高級フレンチ(1000円とか2000円くらい)が食べるし、100円屋台もおいしい♪

とは聞いてたけど、ほんとにほんとにほんとにフレンチがおいしくて!!!



↑こんな街角がある国でトリュフオイルだなんて、もうギャップに萌えるのは無理で、夢か?!Σ(゚Д゚)とか思ってしまうんだけど、
どうも現実で、ほんとにほんとにおいしくて。

むしろ高級フレンチじゃなくて格安フレンチなんじゃないかと。

マダガスカルは食のユニクロなんじゃないかと。

1000円あたりの食のコスパの良さは日本が世界一と自負してたけど、
実はマダガスカルだったんじゃないかと、本気で思います。

スプーン一杯口に運んで、


え、、、おいしい、、、(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


もう一回運んでみて、

うそ、、、やっぱりおいしい、、、、(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)






なんで、内陸でタコ食べてるんだろう。まぁいいや、ほんとおいしいや。






お通し?のオリーブも塩気少なめでむしろ普段日本でお店ででてくるやつよりおいしいし、なにこれまじで。

こんなおいしいものがこの島にあるとは!!フランス統治ありがとう!ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

おしぼりいつの間にでてきて、いつの間にかスマートに下げられてるし、

海外でおしぼり出てくる店なんて、、、、記憶にございません!!!!ほぼ記憶にございません!!!!!!

店員さん何につけてもスマーーートな感じで、言うことなし。トリップアドバイザー2位(らしい)のレストラン、la kudeta.幸せをどうもありがとう。


*********


一口ごとに幸せを噛みしめて、もはや一人顔芸を繰り広げる私に、隣のヨーロピアンのおじさまが話しかけてきました。


どこから来たのー?旅行ー?


ええ!あなたは(*゚∀゚)?(おいしいもの食べてめっちゃご機嫌)

僕は仕事だよ。マダガスカルに投資に来ているんだ

とのことで!

マダガスカルに投資ってあるの?何に??と食いついた私に、

ビジネスは、そこに人がいて、ニーズがあれば何だってできるんだよ、とおじさまはかっこよく言い放ちます。

おじさま名前はラファエル。ブリュッセルから来たそうです。
僕結構おじさんなんだよね、とか言う割にまだ43歳。そして、私の年齢を聴いてこない。
ブリュッセルでは女に年を聞いていいことは何も起こらないかららしい。笑。
実に賢い。


そして結局マダガスカルで何に投資してるのか教えてくれないところも、実に賢い。笑。

ラファエルは個人事業主で?世界展開している人の?コンサルタント業をしているそうで、

なんかこう、他者の啓発をライフワークにしてるような人でした。

君はどんなビジネスがしたい?


当然なんかあるでしょって前提で聞かれて、本当に特になにも無い私。

ずっと仕事はしていると思うけど
きっとそれは彼のいうビジネスではなくてサラリーマンスタイルで。

なんか会計税務に絡むことやってるんだろうけど、独立したいって思ったこと、一回もない。

こんな風に一ヶ月くらい旅行ができる環境で仕事がもしできたらーとか
知的産業で手を動かさずに口だけ動かす仕事ができたらおもしろいかも?
と少しくらいは思うけど、それもそんなに実現したいわけじゃないし、
私の今までやってきたことが未来に繋がって、それが人の役に立ってて、見合ったお金がもらえてれば、それでいいかなぁ。

と、彼にとっては夢のないことをゆってしまったようで、たださえ濃い顔がより彫りが深くなってしまいました。

まず、自由に思い描くんだ
次に、信じるんだ
そしたら、考えて
やがて、現実になるんだよ。

ラファエル、自信たっぷりでかっこいいです。


私昔友達だと思ってた人にネットワークジネスのカモにされそうになったことがあって、

あちらとしては善意なのかもしれないけど、どうもそうは感じられず、、、

こういう話、嫌なときはすごく嫌なんだけど、今日はすっと入ってきた。

ラファエルはもとは、もっと自由な時間がほしくて独立したけど、公私の時間の区別が特になくなって、どっちかっていうと時間はなくなったそうな。
けど、今幸せなんだって。
良かったね、ラファエル。


おいしいフレンチ食べながら独立について語らうとかどんな高尚な旅行なんだろう。
私今朝まで20ドル分の現地通貨しか持ってなかったのに笑。

他にもフランス語教えてくれたり、ムスリムってホント優しいよね!って話で盛り上がったり、
楽しい夜を過ごさせてもらいました。


気がついたら私の分のお会計まで済ませてあるスマートっぷり。
かっこよすぎる。。。( ゚д゚)


人のかっこよさに触れて刺激をもらうことが多いけど、もう30歳だし、私も次の世代に夢を与えてもいい年になってきてるんだよなぁ、、。

今回旅行にきて、いい年していつまでもフラフラしてちょっとだめな大人かもなって、思ってしまっている私。


もっと年上で世界一周してる人見て、いい年してフラフラしてんなぁ、、なんて思わなかったし!!


いやいや、そもそもフラフラっていうか、この旅行、有給消化期間にやってるし(一ヶ月は完全無職だけど)
再就職先決まってるし。

自分に厳しいぞ。
自分が思う世間の目って実はただの自分の目だぞ。

わかってるけど、なんだか今マダガスカルにいる私はアウトローだとしか思えなくて、不安になるなぁ。
女30歳(独身)って色々現実がぐいぐい頭に心に、それでいいの?って訴えかけてくるわ。

この先いくつになってもそんな感じなのかしら。

とりあえず、10歳離れた人とごはんを食べる機会があったらいつの間にか会計を済ましてるスマートなやつ、やってみよ(・∀・)