畑が、
秋になる。

富良野・美瑛というと、
ラベンダーの季節を思い浮かべます。

でも今回見たいのは、その少しあと。

小麦が刈られ、
じゃがいもやとうもろこしが収穫され、
ぶどうがワインになる準備を始める。

花を見る北海道ではなく、
食べものがつくられている北海道へ。

8月後半から9月。
「食べる風景」の中に泊まる、富良野・美瑛の5つの宿を選びました。

AFTER THE FLOWERS

花が終わったあとに、
北海道の暮らしが見えてくる。

夏の富良野・美瑛は、花を見る旅になりやすい場所です。

けれど花の盛りを過ぎると、丘の主役は少しずつ農業へ戻っていきます。

刈り取られた小麦畑。
土から掘り出されるじゃがいも。
畑の脇を走るトラクター。
ワインになる前のぶどう。

「きれいな風景」から、
「食べられる風景」へ。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、畑、丘、農園、ワイナリー、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO SEE THE FIELD

畑の秋を味わう、4つの視点

HARVEST|刈られた畑や収穫の風景を見る

TABLE|その土地で採れたものを朝食や夕食で味わう

WINE|ぶどう畑とワインをひとつの風景として見る

MORNING|観光地へ出る前の、丘の静かな朝を過ごす

01 / STAY BESIDE THE VINEYARD

ワイナリーの宿 田舎倶楽部

ぶどうがワインになる前の、
畑の時間に泊まる。

今回の旅のテーマを、いちばん素直に体験できる宿。

宿の周りにあるのは、観光のためにつくられた花畑ではなく、日々手を入れられている農の風景です。

夕方はぶどう畑のそばを歩き、夜は北海道のワインを飲む。翌朝、畑の向こうから一日が始まる。

FIELD|農園とぶどう畑

WINE|富良野のワイン

MORNING|畑のある朝

この宿の決め手|ワインになる前のぶどうと、その土地の一日の中に泊まれる

 

02 / FROM VINEYARD TO GLASS

ホテル&コンドミニアム 一花
[HITOHANA]

昼に見た畑を、
夜はグラスの中で味わう。

ワインを、この土地の風景から切り離さずに楽しみたいときに選びたいホテル。

富良野を車で走り、畑や丘を見たあと、宿へ戻ってワインを飲む。

一本のワインが、ぶどう畑、土、気候、つくり手まで含んだ「もうひとつの風景」に見えてきます。

WINE|富良野のワイン

TABLE|北海道の食材

STAY|ホテルらしい快適さ

この宿の決め手|畑で見た北海道を、夜のワインと食事につなげられる

 

03 / MORNING ON THE HILL

ふらのの丘

観光へ出る前に、
もう丘の中にいる。

この宿で大切にしたいのは、観光スポットへの距離よりも、朝起きた瞬間から風景の中にいること。

9月の朝は、夏より少し空気が軽く、丘の色にも黄色や茶色が混ざり始めます。

有名な景色を探しに行く前に、まず宿のまわりを歩いてみる。それだけでも季節の変化が見えてきます。

HILL|上富良野の丘

MORNING|少し冷たい朝の空気

TABLE|地元の食材を味わう朝

この宿の決め手|朝食の向こう側まで、富良野の丘が続いている

 

04 / EAT THE LANDSCAPE

リゾートハウス BIBI

美瑛の丘を、
見るだけで終わらせない。

畑を眺めながら走っていると、その作物がどこへ行くのかが気になってきます。

じゃがいも、とうもろこし、小麦、野菜。

昼間に見てきた美瑛の風景が、夜には料理になって目の前に現れる。そんなふうに景色と食卓がつながる宿を選びました。

FIELD|美瑛の畑

TABLE|北海道・美瑛の食材

SEASON|収穫の季節

この宿の決め手|昼に見た畑と、夜の皿がつながる

 

05 / FROM FIELD TO FOREST

オーベルジュ ニングルフォーレ

畑から森へ、
北海道の色をつなぐ。

最後は、丘や畑から少し離れて、美瑛の森の中へ。

一日畑の間を走ったあと、木々に囲まれた場所へ戻ると、同じ地域でも風景の温度が変わります。

土地で育ったものを食べ、森の中で眠る。富良野・美瑛を「丘」だけではなく、ひと続きの自然として味わう滞在です。

FOREST|美瑛の森

TABLE|北海道の食材

NIGHT|森の中の静かな夜

この宿の決め手|畑から森まで、北海道の風景を一日の中でつなげられる

 

CHOOSE YOUR AUTUMN

どの「畑の秋」に、泊まる?

ワイナリーの宿 田舎倶楽部
ぶどう畑そのものに近づく。

ホテル&コンドミニアム 一花
畑の続きを、ワインと食事で味わう。

ふらのの丘
丘の朝そのものに泊まる。

リゾートハウス BIBI
美瑛の風景を食卓までつなげる。

オーベルジュ ニングルフォーレ
畑から森へ、風景を変えて泊まる。

AUTUMN STARTS BEFORE THE LEAVES

紅葉より先に、
畑では秋が始まっている。

北海道の秋は、山が赤くなる日から始まるわけではありません。

小麦が刈られ、じゃがいもが掘られ、ぶどうが実り、食卓にその土地の季節が現れる。

花の季節が終わったあと。
「食べる風景」を見に、富良野・美瑛へ。

※収穫時期、料理内容、ワイナリーや農園の営業状況は天候や時期によって変わります。宿泊前に各施設の最新情報をご確認ください。

坂の途中で、
泊まる。

坂のある町では、
移動すること自体が旅になります。

上る途中で息を整える。
振り返って海や屋根を見る。
宿の灯りを目印に、ゆっくり戻る。

最短距離では出会えない景色が、
坂の途中には残っています。

歩きやすさだけで宿を選ばず、
宿へ向かう道まで滞在の一部にする。

尾道、長崎、函館、神戸、伊香保、熱海。
坂の町で過ごしたい6つの宿を選びました。

BETWEEN THE TOP AND BOTTOM

目的地ではなく、
途中に泊まってみる。

坂の下には、駅や港や商店街があります。

坂の上には、寺院、洋館、温泉街、海を見渡す場所があります。

その間にある宿へ泊まれば、
朝と夕方で、同じ坂を違う方向から歩けます。

上る時間も、下る時間も、
町を理解するための旅になります。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、坂道、町並み、海、温泉、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO ENJOY A SLOPE

坂の町を味わう、4つの視点

UP|急がず上り、途中の店や路地に立ち寄る

LOOK BACK|振り返ったときの海、港、屋根を見る

LIGHT|夕方に坂道や宿の灯りが変わる時間

RETURN|無理をせず、交通や送迎も使って宿へ戻る

01 / ONE HUNDRED STEPS IN ONOMICHI

LOG

石段を上った先で、
尾道の屋根を見下ろす。

千光寺へ続く坂と石段の途中に建つ、ホテル、ダイニング、カフェ、ショップを備えた複合施設です。

車を横づけできない場所にあり、町から宿へ向かうには石段を上ります。

荷物を置いたあとは、もう一度ゆっくり坂へ。尾道水道、家々の屋根、路地を眺めながら、宿へ戻る道そのものを楽しめます。

SLOPE|千光寺へ続く石段

VIEW|尾道水道と旧市街の屋根

CHECK|車の横づけ不可、荷物と靴に注意

この宿の決め手|約100段を上った人だけが出会える、坂の途中の滞在

 

02 / SOUTH YAMATE, NAGASAKI

ホテルインディゴ
長崎グラバーストリート

坂と洋館の間に、
長崎の夜が残る。

南山手の歴史的建造物を再生した、長崎の文化と異国情緒を体験するホテルです。

大浦天主堂やグラバー園周辺は、坂道、階段、石畳、洋館が重なる場所。

昼は坂を上りながら建築を巡り、夕方は港の方向へ下る。宿へ戻れば、かつての建物の面影を残す空間で町の続きを味わえます。

SLOPE|南山手の坂と石畳

WALK|大浦天主堂、グラバー園周辺

SPACE|歴史的建造物を再生したホテル

この宿の決め手|坂の町を歩いたあとも、長崎の歴史の中に泊まれる

 

03 / NANBUZAKA, HAKODATE

ヴィラ・コンコルディア リゾート&スパ

海から函館山へ、
南部坂の途中に泊まる。

函館山の麓、南部坂に建つ全10室のスモールホテルです。

坂を下ればベイエリア、上れば元町の教会群や函館山ロープウェイ方面へ。

朝は海へ下り、夕方は洋館と教会の間を上る。函館の高低差を、二つの方向から味わえる場所です。

SLOPE|函館・南部坂

DOWN|ベイエリアと市電の十字街

UP|元町、教会群、函館山

この宿の決め手|海と函館山の中間から、その日の気分で上下へ歩ける

 

04 / AUBERGE IN KITANO

神戸北野ホテル

坂を上った夜は、
食事を旅の目的にする。

神戸・北野に建つ、全30室の都市型オーベルジュです。

坂と異人館が続く北野を歩いたあとは、遠くへ移動せず、ホテルで食事を味わう滞在へ。

翌朝は、まだ観光客の少ない北野の道へ。前日とは反対に、坂を下りながら神戸の町へ戻っていきます。

SLOPE|神戸・北野の坂道

WALK|異人館と山本通周辺

TABLE|都市型オーベルジュの食事

この宿の決め手|北野の坂を歩いたあと、食事を目当てに宿へ戻れる

 

05 / IKAHO STONE STEPS

伊香保温泉 横手館

石段を何段歩いたかで、
町の見え方が変わる。

伊香保の石段街周辺に建つ、宝永年間創業の温泉宿です。

大正9年築の総檜造りの本館には、木造旅館の時間が残されています。

石段街を上り、店や湯を巡り、疲れたら宿へ戻る。坂を無理に攻略せず、温泉を挟みながら少しずつ歩く旅です。

SLOPE|伊香保の365段の石段街

SPACE|大正9年築の木造本館

BATH|伊香保の黄金の湯

この宿の決め手|石段街の途中で休み、温泉を挟んでまた歩ける

 

06 / ABOVE THE ATAMI TOWN

SOKI ATAMI

坂の上まで来たら、
もう出かけなくてもいい。

熱海の奥座敷と呼ばれる小嵐町に建つ、全客室温泉付きの宿です。

熱海湾を望む高台にあり、町歩きよりも、宿で景色、温泉、食事を味わう滞在が似合います。

急な坂を無理に徒歩で上らず、タクシーや車を使って到着する。町を見下ろす場所で一日を終えるのも、坂の旅の選択肢です。

HEIGHT|熱海の奥座敷・小嵐町

VIEW|高台から望む熱海湾

STAY|全客室温泉付き

この宿の決め手|坂の上から町を眺め、温泉と食事だけで一日を終えられる

 

CHOOSE YOUR SLOPE

どの坂の途中に、泊まる?

LOG
石段を上った先で、尾道の屋根を見る。

ホテルインディゴ長崎グラバーストリート
南山手の坂と洋館を歩く。

ヴィラ・コンコルディア
南部坂から、海にも山にも向かう。

神戸北野ホテル
北野の坂を歩き、食事を目当てに戻る。

伊香保温泉 横手館
石段と温泉を交互に楽しむ。

SOKI ATAMI
坂の上から町を眺め、宿にこもる。

TAKE THE LONG WAY BACK

宿へ戻る道を、
少しだけ長くする。

坂の町では、効率よく移動することが難しい日もあります。

息を切らし、途中で休み、振り返る。だからこそ、町の形や海までの距離が身体に残ります。

坂を上りきることよりも、
途中で何を見るかを旅にしてみます。

※坂道や石段には、急勾配、狭い道、段差、滑りやすい箇所があります。大きな荷物がある場合や、雨天・積雪時、体力に不安がある場合は、タクシー、送迎、公共交通機関をご利用ください。最新のアクセス・工事・交通情報をご確認ください。

参道に、
泊まる。

参道は、
寺や神社へ向かうためだけの道ではありません。

朝、店の戸が開く前。
夕方、参拝客が帰ったあと。
灯籠や格子に灯りがつく頃。

日帰りでは通り過ぎる時間にも、
門前町の暮らしは続いています。

宿を目的地にするのではなく、
宿から門まで歩く時間も旅にする。

成田、善光寺、伊勢、高野山、出雲、日光。
参道の前後まで味わいたい6つの宿を選びました。

BEFORE THE GATE OPENS

門の向こうだけでなく、
門へ向かう道に泊まる。

参道には、参拝のための店、茶屋、旅館、土産物屋が並びます。

けれど宿泊すると、その道は観光ルートだけではなくなります。

朝食の前に歩く。
夕食のあとに少し戻る。
人が少なくなった鳥居の前で立ち止まる。

目的地ではなく、そこへ向かう時間を長くする旅です。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、参道、寺社、鳥居、灯籠、町並み、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO WALK THE APPROACH

参道に泊まる、4つの視点

MORNING|店が開く前の参道を歩けるか

EVENING|参拝客が減ったあとも町に残れるか

WALK|宿から寺社まで自然に歩ける距離か

RETURN|参拝のあと宿へ戻り、もう一度町へ出られるか

01 / NARITASAN OMOTESANDO

和空 成田山門前

参道を上りきる少し前に、
宿へ入る。

成田駅から新勝寺へ続く表参道の途中に建つ門前宿です。

新勝寺までは徒歩約2分。昼は参道の店や町並みを歩き、夕方には宿へ戻る。翌朝は再び参道へ出て、人が増える前の境内へ向かえます。

館内には成田山と歌舞伎の関係を伝える展示があり、宿泊者向けの参拝ツアーも用意されています。

WALK|成田山表参道

GATE|成田山新勝寺まで徒歩約2分

EXPERIENCE|宿泊者向け参拝ツアー

この宿の決め手|表参道そのものに泊まり、朝の新勝寺へ歩ける

 

02 / ZENKOJI BEFORE BREAKFAST

中央館清水屋旅館

朝食の前に、
善光寺へ。

明治9年創業。善光寺の表参道に面する、歴史ある純和風旅館です。

善光寺までは徒歩約5分。朝のお勤め「お朝事」へ向かうにも、宿からそのまま表参道を歩いていけます。

昼にはカフェや店が開く通りも、朝はまだ静か。昔から参拝客を迎えてきた旅館に泊まることで、参道の役割まで見えてきます。

WALK|善光寺表参道

GATE|善光寺まで徒歩約5分

MORNING|朝のお勤めへ歩く

この宿の決め手|表参道の老舗旅館から、善光寺の朝へ出られる

 

03 / WALK TO GEKU

伊勢外宮参道 伊勢神泉

駅から宿へ。
宿から外宮へ。

伊勢市駅を出てすぐ、外宮へ続く参道に建つ温泉宿です。

外宮までは徒歩約5分。到着日は参道の店を楽しみ、温泉へ。翌朝は宿を出て、そのまま外宮へ向かえます。

全室に自家源泉の露天風呂を備えているため、参拝と町歩きの間に宿へ戻れるのも魅力です。

WALK|伊勢外宮参道

GATE|外宮まで徒歩約5分

RETURN|参拝のあと客室露天風呂へ

この宿の決め手|外宮参道と温泉を、何度でも行き来できる

 

04 / STAY INSIDE THE SACRED MOUNTAIN

高野山 宿坊 恵光院

参拝に行くのではなく、
聖地の中で朝を迎える。

高野山にある宿坊で、精進料理とともに寺院での一夜を過ごします。

宿泊者は朝の勤行や護摩祈祷に参加でき、希望すれば阿字観や写経なども体験できます。

観光を始める前から、すでに高野山の時間の中にいる。朝の祈りを終えてから、寺院が連なる道や奥之院へ歩き出す旅です。

MORNING|朝の勤行と護摩祈祷

STAY|高野山の宿坊

EXPERIENCE|阿字観・写経

この宿の決め手|参拝の前から、高野山の一日を始められる

 

05 / THE FIRST WALK TO IZUMO TAISHA

竹野屋旅館

朝一番の神門通りを、
大社へ。

出雲大社の正門前、神門通りに建つ老舗旅館です。

出雲大社までは徒歩約1分。そもそも初代が、大社を訪れる参拝客のために始めた宿でした。

朝は宿を出て、大社へ。昼間の観光とは違う、店が開く前の神門通りと境内を歩けます。

WALK|神門通り

GATE|出雲大社正門まで徒歩約1分

HISTORY|参拝客を迎える宿として創業

この宿の決め手|神門通りに泊まり、朝一番の出雲大社へ行ける

 

06 / NIKKO WEST APPROACH

日光西町倶楽部あらとうと

杉並木を抜けて、
世界遺産へ。

日光の西参道沿いに建つ、全9室のスモールラグジュアリーホテルです。

二荒山神社まで徒歩約5分、東照宮へも徒歩圏内。チェックイン後も、翌朝も、車を使わず世界遺産の社寺へ向かえます。

参道の杉並木を眺める客室もあり、社寺を訪ねる時間と宿で過ごす時間が切れずにつながります。

WALK|日光西参道

GATE|二荒山神社徒歩約5分

STAY|全9室・オールスイート

この宿の決め手|世界遺産の西参道から、そのまま宿へ戻れる

 

CHOOSE YOUR APPROACH

どの参道に、泊まる?

和空 成田山門前
江戸情緒の表参道から、新勝寺へ。

中央館清水屋旅館
朝の善光寺へ歩く、明治の門前宿。

伊勢外宮参道 伊勢神泉
外宮参道と温泉を行き来する。

高野山 宿坊 恵光院
祈りから始まる、高野山の朝。

竹野屋旅館
神門通りから出雲大社へ。

日光西町倶楽部あらとうと
杉並木の西参道から世界遺産へ。

STAY ON THE WAY

門までの道を、
急がない。

参道を歩く目的は、寺社へ早く着くことだけではありません。

朝の箒の音。まだ閉じた店。夕方の灯籠。宿へ戻っていく人の足音。

門をくぐる前と、くぐったあとまで。
参道に泊まると、旅の時間が少し長くなります。

※寺社の開門・参拝・行事・勤行・体験時間、参道店舗の営業時間、交通規制などは季節や日程により変更される場合があります。最新の公式情報をご確認ください。