これぞ札幌ジンギスカンの聖地!
本当のジンギスカンを味わえるお店、
札幌・すすきの「だるま」
GOTRIP! 2015 11 27 sake-tombo
日本各地にはそれぞれの街や地域の方々が
こよなく愛し、磨き上げられてきた
絶品グルメが必ず1つや2つ存在する。
地元の方々に愛され、その土地土地の風土に
合わせて育ったグルメは、まさにその場所でしか
味わう事ができない、まさに宝物のような味わいだ。
そんな全国各地にあるキラボシのごとく
輝くお店のなか、今回ご紹介するのは
北海道・札幌市で60年もの長きに渡って
愛されてきたジンギスカンを
味わえる名店「だるま」だ。
・60年もの長きに渡って貫かれる
ジンギスカンにおける「だるま流」
1954年創業の「だるま」は札幌のススキノに4店舗のみ。
日本国内に「だるま」と名前のつくジンギスカン屋は
様々あれど、どれも本物ではない。もし本物の
ジンギスカンを味わいたい、そう思うのであれば
北海道のススキノに行くしか無いのだ。
そしてこちらのお店の特徴でもあるのだが、
こちらのお店で働いている方はすべて女性のみ。
昔からススキノでは「だるまのおばちゃん」として、
お客から親しまれていたそうだ。
しかし素敵な女性ばかりなので注文する時は
「お姉さん」と声をかけることをオススメしたい。
・お客が座ると
すぐにジンギスカンがセットされる
こちらのお店、お客が席に座ると、
オーダーをしなくても目の前に赤々と燃える
七輪の上に、独特のジンギスカン専用の鉄鍋が
置かれ、大量のネギと玉ねぎ、そして中央に
羊の脂が置かれる。
この羊の脂は動かしてはいけない。
鍋肌をつたって美味しい脂が野菜にしみ込み、
肉を焼いている間に、極上のネギ&タマネギを
味わえるその時まで、じっくりと待つ、
この脂をちょこんと中央に置く行為そのものが、
極上のジンギスカンタイムのスタートの合図なのだ。
・極上のジンギスカンは生のマトン
ジンギスカンと聞くと、独特の羊の匂いがある、
とか、やっぱりラムじゃないと、という意見も
あるかもしれない。
しかしながら、本場「だるま」の
ジンギスカンは生のマトンである。
冷凍されていない極上のマトンは、
いわゆる独特のクセはまったくなく、
しっかりとした肉の味わいが噛み締めるたびに
ほとばしる、最高にジューシーな味わい。
是非こちらのお店でマトンを
味わってみてもらいたい、きっとこれまでの
「マトン感」が180度変わってしまうほどの
味わいに驚いてしまう事だろう。
・サッパリとしたタレ
そしてその極上のマトンの味わいを
さらに高めてくれるのがこちらの特製のタレだ。
甘みがおさえられており、すっきりとした
醤油ダレは非常にさっぱりとしており、
極上のマトンとの愛称は抜群。
サッパリとした味わいのなかに、
マトンの豊かなウマミ、そのあと引くウマさは
何皿でもおかわりできそうなほどだ。
・薬味を入れてさらに味わう
さらに卓上にはニンニクと南蛮と呼ばれる
唐辛子が用意されており、トッピングとして
タレに追加可能だ。ニンニクを入れると
非常に香りとコクが豊かになり、
南蛮を加えると香ばしさがブラスされる。
この南蛮は辛みがほとんどないもののため、
入れる事によりパリパリとした食感も
一緒に味わう事ができ、
よりジンギスカンのウマミが増幅される。
・最高のジンギスカン丼を作る
そんな極上の肉を味わったのなら、
ライスをオーダーしておきたい。
ウマミたっぷりのマトンに、マトンの脂で
しっかりと熱の入ったウマミたっぷりのネギと
タマネギ、それらをあっさりとしたタレに
たっぷりとくぐらせて、ご飯の上に載せて
みてもらいたい。
そうすれば、きっとこれまで味わった事のない
最高のジンギスカン丼タイムの始まりだ。
・最後はほうじ茶でサラサラと
たっぷりとジンギスカンを楽しんだ後は、
こちらの裏メニューともいうべきお茶漬けを
楽しんでもらいたい。
実はこちらではお願いするとお茶碗に
ほうじ茶を注いでもらえるのだ。
たっぷりとマトン、ネギ、タマネギのウマミの
しみ込んだタレをライスにまわしかけ、
そこにほうじ茶を注ぐ。そうすると、
さっぱりとした中にもコクのある
マトンの味わいがキラリと光る、
最高のお茶漬となるのだ。
たゆまぬ向上心が育て上げた
最高のジンギスカンを味わえる「だるま」。
この味わいだけを求めて北海道に旅行にいく、
そんな旅もいいかもしれない。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 だるま 本店
住所 北海道札幌市中央区南五条西4 クリスタルビル1F
営業時間 17:00~03:00
定休日 無休 ※年末年始 (12/31~1/2)は休業
お店のHP http://best.miru-kuru.com/daruma/
C 修学旅行で札幌に行ったとき、札幌ビアガーデンで
昼食にジンギスカン鍋を食べました。
当時は独特の匂いが苦手で食べれなかった
女子生徒もいましたが、自分は父型の親戚が
北海道に多くいたので、子供の頃からマトン肉は
食べなれていました。
そういえば、以前、春の行楽シーズンに、
公園内でジンギスカン鍋を食べる北海道の人たちを
テレビで見たことがあります。
なんか、桜の鑑賞そっちのけで、
北海道の人たちにとって、「花より団子」よりも、
「花よりジンギスカン」が定番なんでしょうね…。
煙もくもく、すごい状況だった記憶があります…。
因みにライダーハウスに泊まると
夕食は大概、ジンギスカンが定番!
北海道民のジンギスカン愛は凄まじい。