小売業という世界に身を置いて早11年。
日々、色んなお客さんを見ているけれど
今日も、私とお客さんの会話を傍で聞いていた後輩ちゃんが、
「家庭での会話って大事ですよね。母親のしゃべり方と子供のしゃべり方そっくりでしたね。威圧的で」
と苦笑いする瞬間がありました。
業種がバレないような表現で紹介すると・・・・・・、
客 「これ子供に買いたいんすけど今日持って帰れますか?」
私 「これは予約が必要です」
客 「何言ってんの? 今日持って帰りたいから今日売ってくれたらいいじゃん」
私 「会計は本日可能ですが受け取りは後日です」
客 「は? 何言ってんの?」
私 「ですから・・・これは・・・」
と、
なぜ今日お持ち帰りになれないかを説明いたしました。
するとですね、この客、
「つまりぃ・・・・・・、うちらはぁ、今日は何がなんでも持って帰れないってことぉ? 持って帰れない理由を喋られても意味分かんないからさぁ。単純にぃ、”何がなんでも持って帰れない”って言えばいいだけの話でしょうがー」
何言ってんだ、この母親はと。
大人としての会話が成り立ってないだろと。
年は・・・恐らく40代。
まともな会話力というものが身についてない親に育てられる子供は、ほんとにかわいそうだと思いましたよ。
このお子さんも、母親と同じくって感じで。
子供を連れて買い物に出かけるときは、子供が家族以外の大人と接する機会です。そんな場面で、親自らが喧嘩ごしでしか人と会話できない様子をお子さんに見せないであげてほしいです。
学校は勉強を教えるところです。
道徳心や大人との言葉使い、
TPOに応じて使い分けられる会話マナーは
家庭環境で教えることだと思いますよ。