つるッと美味い・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

1.3mmの幸せ『冷麦』・・
今日の磐余の里は曇天に包まれた一日でした。そんな中、私以外は「夏越ごはん」の雑穀米に夏野菜のかき揚げを食べてましたが、雑穀米は苦手なもので、冷麦を食しました。日本農林規格では直径1.3mm未満を素麺、1.3mm~1.7mmを冷や麦と定義されてますね。

 


素麺、冷や麦ともに小麦粉に塩と水を混ぜて練る工程は同じですが、素麺はその生地を撚(よ)りながら延ばして細くします。一方、冷や麦は、饂飩(うどん)のように平らに延ばしたた生地を細く切った切り麦が起源とされ、熱い汁で食べる「熱麦」に対して、冷たい汁で食べる「冷麦」という食べ方がいつの間にか麺の名称になったそうです。また蒸して食べるのは蒸麦です。起源として製法や太さの違いで、饂飩・冷や麦・素麺と、三つに分かれますが、ルーツは同じで奈良時代に中国から渡来しました。昔は三種の麺を総称して麦縄(むぎなわ)、切り麦(きりむぎ)とよばれていました。