昼の時間が最長・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

昼の時間が最長『夏至』・・
6月21日は太陽が地球に一番近づく特別な日、一年で一番昼の時間が長い日「夏至」です。夏至は、この日を境に本格的な夏が始まるという意味があって、冬至にカボチャを食すように夏至にも何かを食す習慣があります。何を食べるかは地方により変わると思いますが、関西ではタコの八本足のように、田に植えられた「稲(いね)」が深く根を張ることを祈願してタコを食べます。我が家も子どもの頃は田作りしていたので、この時期になるとタコを食します。また半夏生(はんげしょう)餅という、奈良では小麦の収穫が終わり、田植えも一段落することから半夏生餅を作って食べながらひと休みします。 この餅は潰し小麦と、もち米を混ぜてついた餅のことで「小麦餅」ともよばれます。今宵我が家では、月を愛でながらわらび餅を食してます。