南円堂はこの日だけの開扉なので、ここも人多っ!
お堂の真ん中の木造不空羂索観音菩薩坐像(ふくうけんさくかんのんぼさつざぞう)は336.0cm。
国宝
仏師 康慶(こうけい)とその弟子達によって造られました。
この観音様の手は8本。
そのうちの1本の手には羂索(網)。
羂索(けんさく)は、私達の願いをすべてすくい上げ、その祈りを決して空しいものにしないという誓願を持ちます。
その観音様の周りの四天王も国宝。平均2mの大きさ。
でかくて力強ーい。さすが鎌倉時代ー。
なんかねー、ここの四天王のポージング(?)が粋
多聞天像は、左の腕を思いっきり上げて宝塔をたかーく掲げている。
見た瞬間に「我が生涯に一片の悔いなし!」とラオウの名言が浮かんでしもた。。。
持国天像は右手に持った剣を左下に向けて、左手で峰を受けていて、なんだかこれまで見た持国天のように「うおりゃーー!」っと力技って感じではなく、ちょっと粋でした
(意味分からなくてすまそ^^;)
この持国天像のポージングはやたら気に入ってしまった。
お気に入りの仏像を見つけると、がぜんテンション上がりますわ
これでごはん3杯はいける!か!?
そして、南円堂の御朱印所では20分待ち^^;
8時半から来て、もう13時。
私の番でちょうど交代の時間なのか、御朱印を書いて下さる方が交代。
ひとの良さそうなおじさまが、よっこらしょと座りながら
「(御朱印)どれにします?」と聞いて下さいました。
(興福寺は御朱印の種類が複数あります)
すでに2年前に"南円堂"と書いた御朱印はいただいていた私は
「すみませんー。御詠歌(ごえいか)でお願いします」と、このマジ忙しいのにホントにKYな要望をしてしもた。。。
おじさまは「ははははー^^;のっけからー(笑)」と笑いながら書いて下さいました。
すんません、字数多くてー。。。
<右は北円堂、左が南円堂の御朱印>
御詠歌とは、仏や霊場をたたえる31文字の歌です。和歌や和讃に節をつけ鈴(れい)を振りながら歌います。
ちなみにここ南円堂の御詠歌は、
「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲」
意味:暖かい春の日のような観音さまの心が、この南円堂には輝いています。三笠山にうすい雲がかかっているけれども、観音さまにおすがりすれば、やがて心の雲も晴れるでしょう
(おしまい)
追記:あっっっっ!鹿にしかせんべいあげるの忘れた!