昨年3月に定年を迎え、4月から再任用で勤務を続けています。給料は半分以下になり、前年度の所得割の税金が毎月、薄給にズシリと重たく感じます。それだけ所得があったのですから、納める義務はあります。ましてや天引きですし・・・・。ぶつぶつぶつ・・・・。
私の給与は主任の号棒となっており、職歴6、7年くらいの若手職員と同じになります。
定年後、資格も特技もない事務屋がハローワークで今の条件の常勤職を見つけるのは至難の業だと先輩から聞かされました。実際ハローワークを訪ねて、自分としてはずいぶん譲歩した条件で備え付けの求人情報を探したところ、ヒットなく、エリアを広げてはるか遠いところで1件のみ該当がありました。
なので、基本的にはまず「感謝の気持ち」を持つべきなのです。
イエス、釈尊、モハマド、アッラーの神々に感謝します。
寂しいのは、当然のことながら権限がないということです。主任は主査、係長にも主幹、課長補佐、課長、ましてや去年まで上から意見していた後輩の部長に意見することはできません。
できることは相談と伺いくらいです。そこをわきまえるまでに、時間がかかる残念な方がいます。わきまえたくないのか、理解できないのか過去に戻った態で発言・行動してしまう人がいます。
権限がないということは責任がないということです。それを受け入れなければいけません。
権限と責任がないことを受け入れ、慣れ親しみ、これを快楽に感じるようにならないといけません。
しかし、ここに落とし穴があります。働かなくていいということではないということです。主任としてこれまで培ってきた知識と調整能力、危機管理能力、アイデア、発想の転換、人脈をフル回転させ、職場を盛り立て、働きやすい、居心地のいい環境を作り上げていかねばなりません。
働かなくてもいいと思った瞬間、「使えない再任用」のレッテルが張られ、疎外感を味わうことになりますので要注意です。
自分の分限をわきまえることは、職業人としての基本です。
卑下することなく、卑屈になることもなく、迎合することもなく、おもねることもなく淡々と仕事をすると年収約310万円が得られます。
再任用職員は退職前の職員から「再任用職員は使えない」、「やりにくい」と言われないよう細心の注意を払う必要があると考えています。
くれぐれも所属長印の欄に反射的にハンコを押して、ため息をつかれないよう注意していきましょう。
「感謝の気持ち」、「分限を知ること」、「よきコーディネーター」、「いつも笑顔」を心がけたいものです。