「魔王」伊坂幸太郎著(講談社文庫)を読んだ。 | タバスコマン日記

タバスコマン日記

タバスコマンの由来は、ピザを頼んだ喫茶店で、ピザと一緒にできたタバスコを初めて見て、何も分からずざぼざぼかけたことからです。
タバスコ初体験、19歳の衝撃でした。あれから45年以上、私はずっとタバスコマンです。趣味はそば打ちです。元そば職人です。

「魔王」を読みました。何の予備知識もなく読んだので、意外な感じがしました。

これほど政治に触れる作品だったとは予想外でした。

発表は4年ほど前だそうですが、独裁者、憲法9条問題、特殊能力、兄弟愛といろんな問題を包含した内容でした。

小説を読むことは、普通現実から離れることなのですが、この作品を読んでいる間中、現実と向き合わされている、そんな感じがしました。

もちろん、不快ではありません。


近未来を想定した書き方を意図的にしており、現在私たちが抱える不安や危機感を、上手にあぶりだしてくれたという感じがあります。独裁者の登場を期待しつつ、恐れている自分に気づくという図でしょうか。独裁者はどこに至って良きリーダーから独裁者に変貌するのでしょうか。


この秋に続編が出るそうですが、どう進展するのでしょうか。興味深いところです。


「闇の傀儡師」藤沢周平著も読み終えました。

楽しんで、読み進みました。お見事。