アートはなんだかんだ思い出がたくさんあるバンドです。
わたしがバンド始めた頃、すでに下北界隈で頭ひとつ飛び出してたのがアートスクール。当時のベースはひなっちこと日向秀和さんで、ギターは大山純さん。いまはふたりともストレイテナーのメンバーで、わたしが初めてアート観たのは奇しくもまだ二人だった頃のストレイテナーのイベントで下北沢シェルターだったな。
わたしの周りのギターロックバンドやってる人たちはみんなアートのこと気にしてた。好き、とか嫌い、とかじゃなくとにかく気にしてた。１０年以上前からそういう存在だったんですね。
わたしはアートきっかけでひなっちのファンになってるから、初期の音源はちゃんと買ってコンプリートしてるよ笑
今日も初期の曲いっぱいやって、うれしかったしいろんなこと思い出して感慨深かったな。あの頃つるんでたみんなは元気かしら。とか。
のちのちHINTOで対バンするようになったりギターのトディーと一緒にバンドやることになるなんてその頃は夢にも思わなかったなー、とか。過去のすべては今に繋がってるのね。
我が心の師である中尾憲太郎さんがベースになってからは一度もスケジュール合わなくて行けてなくて、ようやく！と思ったら活動休止…でもこのタイミングで観られてよかった。
憲太郎さんもいまでこそTHE GIRLのときプロデュースしてもらったり、わたしのこと｢束ちゃん｣て呼んでくれるいいお兄ちゃん的存在だけど、もともとはナンバガファンですからね、わたし。
憲太郎さんの表記が『中尾憲太郎24才』だった頃から聴いてるわけですよ。ていうかあのとき憲太郎さんそんな若かったの！？すでに相当凄腕でしたが…。
それでね、今日観てたら相変わらずダウンピッキングが凄くて。
ナンバガの『鉄風鋭くなって』が出た時に、イントロのベースが超カッコよくて。ベース始めたばっかりのわたしは耳コピするわけですよ。そしたら
｢ひ、弾けない！！！｣
音は取れるけどあのフレーズをダウンピッキング出来ないの。
しばらく練習して８小節くらいは続けられるんだけど、あの速さで一曲はダウンピッキングし続けられない。
｢さすがに中尾憲太郎26才もこれはオルタネイトで弾いてるだろう｣と思ってライブ観たらヨユーでダウンピッキングだったときのわたしの衝撃をおわかりいただけるだろうか。
とにかくね、本当にすごいんです憲太郎さんのダウンピッキングは。
アートの曲はほぼベースラインエイトだしBPMも速いし憲太郎さんの魅力堪能し放題！！
終わって楽屋の方行ったらメンバー挨拶のタイミングで憲太郎さんお弁当食べてて、｢ちょっと持ってて｣ってお弁当持たされたけど光栄でしたよ。
今夜また改めて『鉄風鋭くなって』にチャレンジします。
そして
特に約束してたわけでもないのに集まったNeat's has no friendsメンバー。
こういうのってうれしいんだよー。
というか、メンバーの半分が現アートスクールと元アートスクールだもんね。
そんなわけでなんだかんだアートスクールはわたしの音楽人生の中にいつのまにかなくてはならないバンドとして存在していたのです。
休止した途端ナンだけど復帰たのしみにしてます！