実は、タバコやめれました78「続かない」 | 実は、タバコやめれました

実は、タバコやめれました

喫煙歴20年以上だった私が、2024年、禁煙歴6年目になりました。
現在は禁煙を行動分析学や心理学を参考に、新たなアプローチで成功へ導くお手伝いをさせていただいております。

 

「続かない」

 

今回は、禁煙が続かない人は、

なぜ続けることが出来ないのか?を

考えていこうと思います。

しかしその前に、続けるには

どのような考え方に着目すべき

なのかということをはっきり

させなければいけません。

まずは、その辺から

解説していこうと思います。

 

皆さんは、「コンコルド効果」

という言葉を聞いたことが

ありますでしょうか?

これは経済学に出てくる言葉で、

「既に投資や努力を積み重ねてきた

ことに対して感情的なこだわりを

持ち、その過去の取り組みに合理的でないほどの価値を与えてしまう」

という状況を指した言葉です。

つまり、ギャンブルや投資、ゲームなどで、「ここまでお金を掛けた

から」や、「ここまでゲームを

進めたから」など、今までに

掛かったお金や労力に対して、

いま止めてしますのは

もったいないという感情が生まれ、

そのまま続けてしまうという

状況を説明しています。

これはギャンブルや投資のケースでは非常に危険な状態なので、一度冷静に立ち返って今後の判断を

決めなければいけません。

 

そして、次にご紹介するのは、

行動分析学上で考えられている

「好子出現の強化」です。

これは、「人間の行動は、行動の

直後に出現の変化が起こると強化

される」という考え方で、行動を

起こした後に刺激や出来事が

起こる、つまり変化が現れると、

再び同じ行動を繰り返す

という状態を説明しています。

例えば、いま私は足元が寒いので

ヒーターをつけます。これで私の

足元は暖かくなりました。

(変化が生まれました)将来同じ

状況(寒い)に直面すると、また

ヒーターをつけるという行動を

繰り返すというわけです。

では、前述した二つの考え方を

「禁煙を続ける」ために落とし

込んでみます。

 

①禁煙のスケジュール管理をすることによって、現在までの禁煙の軌跡をノートなどに残しておきます。

その過去の努力や労力にコンコルド効果を当てはめて利用します。

(つまり、いま止めてしまうと

もったいないと思わせるのです)

 

②禁煙を1日続けたことによって、

「その日を乗り切った」という

達成感を感じられるはずです。

(心に変化が生まれます)ここで、心に変化や刺激が生じるので、次の日も同じ行動(禁煙)を繰り返し

やすくなります。

 

これら二つのポイントを念頭に

おいて、禁煙を継続させることを

お勧め致します。

 

では次は、先ほどの二つのポイントから、禁煙が続かない方には何が

足りていないのか?を

考えていくと、

 

⑴いままでに掛けてきた努力や労力に対して、惜しいと思えずタバコを吸ってしまう。

 

⑵「その日を乗り切った」という

達成感を感じらず、同じ行動

(禁煙)を取れなくなった。

 

いかがでしょうか?現在禁煙を

失敗している方は、これら失敗要因を探るヒントにしていただければ

幸いです。

つづく…