名古屋大学博物館講演会で聞いた話
名古屋大学博物館で8月31日までモンゴル展をやっているのですが、関連行事で「カルピス」創業者の三島海雲の話と乳酸菌の話というテーマの講演会があって行ってきました。
三島さんは戦前からいろんな事業を手がけられていたようですが、その一つにモンゴル(現在の内モンゴル)地方からの軍馬調達というものもあったそうです。
その時、体調の悪かった三島さんにその地方の「酸乳」を現地の人に勧められ体調を回復したことがきっかけとなり、帰国してから乳製品(クリーム状の栄養食品のような)を販売していて「脱脂乳」の活用を考えていた時、偶然も手伝って開発されたのが「カルピス」となったそうです。
現在も「カルピス」のバターは売られています。有名シェフで使われている方もみえるようです。
「カルピス」は
「カル」はカルシウムから
「ピス」はなんと仏教用語 「サルピルマンダ―(とてもよいもの)」から
名づけられたそうです。
これは三島さんの実家がお寺であり、三島さん自身もそのような素養があったことからでした。
最近、塩麹など醗酵食品が注目を集めていますが、「カルピス」の特徴は「カルピス菌」による一次発酵、それに砂糖を加えて酵母による二次発酵とニ段階の工程を経ていることが特徴だそうです。
90年来、変わらぬ製品を続けているそうですが、後味の悪さを改善するために若干、大豆多糖類を添加することだけが変えられたそうです。(以前は飲んだ後、生体反応として口の中の酵素と反応して後味に抵抗感があったため)
乳酸菌が生み出す有用物質が血圧降下作用や血管機能を改善させる効果があることも研究成果からわかってきたそうです。
三島さんは「三島記念財団」を作って早い時期から研究者に対する資金援助をされていることでも知られています。
今ではそういうこともよく観らるようになっとようですが、当時としては画期的な活動だったようです。
いろんなことが知れてお土産までもらってお得な講演会でした。
名古屋大学博物館では、モンゴル展に関連して
7月14日
「音楽で学ぶモンゴルの歴史」
7月28日
「モンゴルの馬 馬頭琴伝説から見た馬の隠喩」(講演)
が予定されています。
なかなか面白そうです。


