ザマーガレットに掲載された「隣の微熱」の感想です。
「200m先の熱」の番外編であり、きっかと真霜くんの高校時代の話です。
ネタバレ含みますのでご注意ください。
真霜くんが主人公の番外編連載、第4話。
やばあああああああああああああ!!!
超溺愛中の真霜くんの
赤裸々ぶり
がやばすぎる笑笑笑笑笑笑
1話で一目惚れし、そこからきっかの中身を知ってだんだんと好きが重なって大きくなっていき
とうとう今回、感極まって爆発しまくってます。
もうね、溺愛は溺愛なんだけど、高校生の男子のリアルが感じられてもうね〜〜〜〜!!!!!
読んでて恥ずかしくてきゅーっってなってしまいました笑
もちろん女性向けの漫画として綺麗に変換されてはいるんだけど、男子の赤裸々な青臭さを少女漫画でここまで描いちゃう!?って感じで驚きましたね〜。
桃森先生、ツイッターで「踏み込んだところまで描く」とおっしゃっていたんですが、本当にそうですね!!
あ、これはザマーガレットのツイッターで連載開始の時のもので、桃森先生は個人でTwitterはやっていらっしゃいません。もしやってくれたら、こういった作品に関することをつぶやいてくれて楽しいのになあ。
さて、今回はもう、真霜くんの「きっかが好きすぎる」が暴走してる回なんですが
最初はほのぼの、だんだん笑えるほどになってきて、ラストちょっと前はなんだか泣きそうになったんですよね。
あまりにも純粋で。
きっかと真霜くんの割り勘の関係が始まるきっかけも明らかになったんですけど、
きっかは「半分こ」が好き。半分この方が楽しいじゃない、という。
彼女は精神が自立してるしおひとりさまを楽しめる子だから、半分にするのが好きなタイプだというのはわかるんですよね。
でも、真霜くんは彼氏として奢りたい。だけどきっかの「半分こ」という言葉に感銘を受けて、きっかに合わせていく。
真霜くんにとっての半分ことは金銭の問題だけじゃなかった。
ワクワクも、ドキドキも、すべての想いが半分こ。
「ああ、付き合うって そういうことなんだ」
分かち合うことが、つきあうっていうこと。
なんて尊いことなんだ。
そんな風に受け取って、返していこうとする真霜くんの
なんて純粋で、優しくて、ピュアで、一途なこと。。。。!!!!
ましも、おまえが尊いよ…!!!!
で、彼は思うわけです。
知らないだろう
俺がどれだけ君から色々なものをもらってるか
俺から君にあげられるものが少なすぎて
ぜんぜん半分こにならない
だからこれ以上望むのは間違ってるんだ
彼は、純粋な気持ちと並行して、きっかに欲情もしているわけです。
たまにおこるボディータッチ。胸や太もも。性を感じさせるきっかの体。
でもきっかけは、3話のラストで「君とキスしたい」といった真霜くんに対し、意外なほどあっさりほっぺにキスしたきっかの行動www
これが不意打ちであまりにもドキドキして倒れてしまった真霜くん。
でもここを起点にして、真霜くんはきっかを女として欲していくわけですね。
これは当たり前の感情だし、高校3年生という年齢からしてもすっごく健全なことなんだけど
真霜くんは「半分こ」のピュアな尊さと並行して、真逆の「性欲」も増大させていくわけだから
心のバランスが取れない。
きっかに対して欲情することを「悪」だと思ってしまうわけです。
大切に 大切に したいのに
そして、ラスト。きっかが見せた初めての「女の顔」
そこで真霜くんはタガが外れてしまう。
もうさ、すごく純粋なわけです。
なんか真霜くんってめちゃくちゃ魅力的なんだけど、めちゃくちゃ「ギリギリ」なんだよね。
この不器用さ、生々しさ、カッコ悪さが苦手な女性もいるだろうけど、こういうところが純粋だと感じられて好きな人にとっては果てしなく魅力的なキャラなんですよ。
真霜くんはきっかのために生きてる。仕事も、生活も、生き方も。
でもはたから見ればすごく自立した、エリート街道に乗ってるちゃんとした社会人なんです。
イケメンでたくさん彼女もいて経験値高いかと思ったら、実は童貞。
危うくて、脆くて、強いけど弱い。
もう、たまらんのですよ。こういう人。
「隣の微熱」は本当に真霜くんを掘り下げてる。
だけどちゃんと「200先の熱」の作風なんですね。
高校生の話ではあるんだけど、マーガレットではできない話だと思う。
ザ・マーガレットは年齢層が大学、OLまで上がるのでこの話ができるんだろうな。
次回は3ヶ月先。たぶん、今回のラストモノローグからして次はいよいよ…。
早く見たいような、怖いような。
私の感想はただ一言。
ましもくん、好き。。。。
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