Cookie9月号が発売になりました!

200m先の熱 42話から44話の考察にまいりたいと思います!!!

 

 

なんで3話分!? いや〜じつは前回7月号の感想をアップしてないんですよね。

というのも、これをどう読み取るべきかちょっと迷ってたって言うか。

どっちに転ぶんだろうな〜っっていう危惧があったんです。

願望だけで語るのもなんだし。

 

 

でも!!!

 

 

今回の9月号ではっきりしました!しかも意外な方向性で!

きたよ〜〜〜!これはきたよ〜〜〜!!!!

 

そう!

 

 

紬が真霜への気持ちを

自覚したんです!!!!!

 

やっとだよ〜〜〜やっとここまできたよ〜〜〜〜!!!!!

しかもさ、今まで見せたことなかったような「嫉妬心」とか「不安」とか「独占欲」も見せちゃったりして。

平良さんには持たなかった感情をモロ出しにする紬。

もうね、なんか、、、涙がでそうです。

真霜がやっと報われる日が来る予感が・・・!

 

では前回の42話からふりかえっていきましょう。

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すっかりサラリーマンっぽさが抜けてしまった真霜くん。もう会社も有給1週間目で、このままやめちゃいそうな雰囲気さえありますな笑

それでいい。おまえは紬のブレーンとして生き、会社を大きくするのがきっと似合ってる。(勝手な妄想)

 

そんなカラーの42話ですが、中身は平良さん視点の話なんですよね。

この42話は非常に読み取りが難しい1話となっています。

 

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平良さんの心の闇

 

何か悩みやモヤモヤした気持ちがある時、儀式を行う癖がある。それが紬にとっては「運針」と「縫う前はお風呂に入る」で、

平良さんにとっては「バターコーヒーを作って飲む」だったんですね。

料理ができない平良さん、でもこれくらいはできるってことだ。

 

 

 

「守る」ことは「整える」ことで

「補う」ことは「成立する」ことで

「交わる」ことは「馴染ませる」ことで

「愛する」ことは「必要とされにいく」こと

そして

「家族」は「機能」

だと言う平良さん。ここに彼の心の闇と、若干の自分勝手さが垣間見えます。

平良さんの家族がきっとそうだった。妻は専業主婦で家庭を守り、夫は工場経営者で、育児にとくに参加しない。そして借金を抱えたら家族を捨てて一人で逃げる。

だから「必要とされなければ愛されない」って思考になるんですよね。

交わるということは馴染ませること、というのも自分本位な気がします。

でも、優しいところは優しいし、本質はものすごくギバー。

ただ、ゆずれないところをわかってる。自分の感性は変えられない、ってことを自覚してる人なんですよね。

 

そんな中、だんだん復旧していくタワーマンション。描写がものすごくリアルです。

1週間目にして何ができて何ができないか。住民はどういう気持ちになっているのか。

 

 

 

そこで浮き彫りになる、「お金のある人はすぐいなくなる」。

43話でも住民の女性が心配します。

タワーマンションは全員が等しい世帯年収じゃない。普通の団地などにくらべて格差がある。

上層階に住む人は、ここを終のすみかとは思っていない。もっといい条件のマンションや家がみつかったら出ていくことが前提の、一過性の棲家としか考えていないのだ。

長い目で見た時、残されるのは「ここから出られない」人。つまり低年収から中層の人たち。

たくさん修繕費や維持費を払っている広い部屋の住人たちはいつかいなくなる。

その分の補填を誰がしていくのか。

タワーマンションはずっと住み続けることができる物件なのか。

 

災害がもたらしたものは、タワマンと住宅街の差だけではなく、共同体の差

そしてタワマンの永続性でもありました。

 

そして、平良さんはわざとみんなの前で紬との関係をほのめかす。

別れているつもりの紬は困る。

そこで普通はギクシャクしてしまいそうなんだけど、二人きりになると意外にすんなり会話できて、紬も変に肩肘張らない。いつもと変わらない。それが平良さんにとってとても心地よく

 

「助かるよ 紬さんがいると 余計なものが、減る」

 

と紬に言う。嬉しそうに。

これ、褒めてるつもりだし、「やっぱり自分は紬のことが好きなんだ」という再確認なんだろうけど

読んでる方にしてみたらゆる〜く平良さんの傲慢さがみえるのよね。。。

ものすごく深読みしたら、結婚したあとは平良さんのスタイルに合わせなきゃいけなくなる。

どう考えても紬とはうまくいかないし、平良さんは専業主婦になってくれて心と健康を支えてくれる女性が合ってるんだよ。

でも平良さんは紬がいいんだよね。だってこの「執着しない軽さ」とか「彼女は彼女で自立してる」感じは

男性を支えてあげるタイプの女性が持ち合わせるのは難しいもの。

 

 

そんな二人の前に現れるのが平良姉。

ま〜〜いろんな毒をぐさぐさ刺していく。彼女は平良さんの釈明動画(タワマン住民は無茶を言ってないってやつ)を見て、そこに女性と二人で写っていたのが気に障ったのかもしれない。

なに勝手に幸せになってんだよ、と思ったのかもしれない。

そんな姉のことを平良さんは「余計なものが混ざっただけ」と思ってるんだよね。

 

整形した姉は、二人の母そっくりの顔になっていた。それは男にモテたいからでも、自己評価が低かったわけでもなく、ママに勝ちたかったから。

そんな対象のママが壊れたことで「役にたたなくでも生きていけんじゃん」と悟りをひらいた姉。

 

さっきも言ったけど、この42話は非常に読み取りが難しい1話となっています。

姉と平良さんの二人の会話になると、これまでのトーンや雰囲気とは違って、姉弟にしかわからないツーカーの言葉のやりとり、嫌味をピンポイントで刺すような言葉尻、容赦ない毒が、さらっと読むと伝わりにくいんですよね。

でも、2回目を読むとその怖さがじわ〜っと伝わってくる。

 

これ、姉の復讐なんですよ。

そして平良さんは逃げたことをずっと負い目に感じてた。

平良さんが紬を好きな理由さえも、姉によって汚されていく。

 

最後はHPゼロになってしまう平良さん。。。

車の速度メーターと平良さんのHPが連動している比喩は桃森先生っぽい。

 

 

 

 

姉、本気です。逃げた平良さんに恨みをぶつけにきてる。

 

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紬の不安の原因

 

そして、43話。これは紬視点。42話の平良さん視点に比べたら重さはないけど、

41話で真霜に「距離をおこう」と言われたことを引きずってる紬。

なんと

 

おなかがすかないんですよ(爆)

 

平良さんとの別れを決めた朝も食欲もりもりだった子が!!!!

 

あれもこの布石だったのかな〜笑

平良さんにしてみれば残酷ですが、毎日ましもに会いにいくつもりで平良さんと別れた紬としてみれば、食欲もなくなるってなもんですわ。

 

そしてなんと、回想で高校の時に真霜に無視された日もご飯が食べられなかったことが判明します。

ご飯を作ってくれるということにめちゃくちゃ価値をおいてる紬ですが

心の健康度合いが食欲に現れるのも面白いですね笑

 

それでも、コンクール用に運針の練習して、いつもの仕事をして、起業の準備もして。

だけど、真霜の「一回 間をおこう」を思い出すたび手が止まってしまう。

 

そこで気づくんです。

周囲はみんな「災害」によって不安になってる。

この先どうなるか、お金はどうするか、生活はもどるのか。

しかし、紬はつい先日まで力がみなぎってた。災害がきたことで体育会系のごとく動き、なんとかなるの精神で精力的に手伝い、真霜を勇気づけていた

災害のせいで不安になったことはなかったんです。

 

 

そんな紬をここまで意気消沈させることができるのは、真霜だけ。

 

紬を傷つけることができるのは、真霜だけ。

 

自覚はしてない。でも、もう大事なのは真霜だって、自分に必要なのは真霜だって体がわかってるよ紬。

そんな時に平良から電話がかかってきます。

この二人の電話シーンは本当に名作たる演出でめちゃくちゃよかった。

お互いにスピーカーで話してて、最初は距離があるんだけど

話していくうちにやっぱり二人は似ているところがあり、多くを語らずとも分かり合える空気になっていく。

さらに、別れた今の方が適切な言葉を選んで伝え合い、分かり合えるようになっている。

すると、隣にいて喋ってるかのような絵になっていくんですよね。

実際は電話のスピーカーで話してる。でも向かい合って会話してるような感じの絵になっていくんです。

 

結婚ってさ 自立してる人を 逃げないように繋ぎ止めておくものだと思ってた

だとしたら結婚って

強い人を無理やり弱くする仕組みってことだよね

 

平良さんの言葉。真理ですよね。

家族のために強くなれるタイプが真霜くんだとしたら、平良さんは弱くさせられるタイプ。

そこで私は結論がでなかった。紬はどっち?っていう。

だって平良さんと似てたら紬も強い人で、縛り付けると弱くなる。

 

「まだなんとかなると思ってる」と言う平良さんに「平良さんとは生きられない」と返す紬。

ここでいきなり相手の姿がスマホに戻るのが、ほんっとに秀逸な演出なんですよ。

そして自分の顔がうつるスマホ。一人に戻るわけです。

こういう比喩の表現、桃森先生はハツカレの頃からうまかったなあ。

縫い目が曲がってしまう表現とかさ。42話はほんと漫画でちゃんと見てほしいです。

 

 

 

なんか2話分だけで文字数が4000いきそうになったので、44話は次回の感想にしましょう。

結局わけることになるならもっと早く書けってな〜!

2話分はさらっと流そうと思ったのに。。。。

てことで前編です。

 

次はとうとう自覚した44話について語ります!たぎるわ〜〜〜〜

 

 

 

 

 

遅くなりました。200m先の熱 41話の感想です!

なんでこんなに遅くなったかというと、どうせなら16巻コミックスの先行配信日にあわせようかな、という企みがありまして笑

 

好きで勝手に書いている感想ブログといえど、やっぱり閲覧者が増加すると嬉しいもんですからね〜

というわけで姑息な手段に出てみました(爆)

 

本来なら16巻は5月25日に発売ですが、e-book japanとライン漫画で4月24日に先行配信されます。

ちょうどそのコミックスに収録される最後の話の感想となります。

 

 

 

 

 

 

平良さんと別れることを決め、別れ話を切り出した紬。

しかし予想以上に激昂する平良さんを目の前にして、初めて紬は

「人と別れる」ということがどれだけエグい事か実感し始めている、そんな41話。

 

おそらく39話の時点ではもっと軽く考えていたでしょう。平良さんほどの勝ち組男性なら

私と別れることもそんな大した事ではないだろう、という思いもどこかにあったのでは。

だけど、別れを切り出し、人を傷つけ、別れることを承諾してもらえない執着を見て、怖さもあったのでは。

あやふやな言い方で別れるよりも、はっきりと「もっと優先してしまう人がいる」ことを伝えなければと思った紬。

 

別れたらなんにも残らない

あなたがそうさせるんだ

新しいものなんてここから生まないからな

意味なんてもたせてやるもんか

 

呪いみたいな怒りが

今も私の中で鳴っている

 

 

しかし立つと決めた以上、普通の振る舞いをし、平気に見せる紬。

それでもいつもと違うと気づいてしまう真霜に「平良さんと別れた」ことを告げます。

 

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ふたりの認識の差

 

 

ここで私、真霜が「だったら俺がいるじゃん」みたいな感じでグイグイいきはじめると思ったんですよね〜〜〜。

そして紬と真霜の恋愛ターンが始まり、VS平良の男としての対決みたいな。

真霜くんは平良さんに負けないくらいオスみを出してくると予想したんですよ。

 

でも、違和感もあった。

 

そう簡単になるならキャラとして崩壊する気もしたし、そもそもそんな安易な展開、くるか?

桃森作品で?

 

 

 

 

きませんでした。

 

真霜くんは紬が「自分の信念や人生のやりたいこと、生き方のために平良と別れた」と思ってるわけです。

でも紬は「恋愛感情かなんか分からんけど、真霜くんのとこに毎日通って

毎日いっしょに住宅街の掃除したい。

それって平良さんを優先してないってことだからお別れ」ってノリなんですよね。

真霜くんはまた紬のことを崇高で孤高な戦士のように扱ってる。

中学時代もそうでした。

一人でお弁当を食べるのが平気な紬、一人で行動するのが平気な紬、人と連まない、でもハブられてるわけじゃない。

適度な距離感をとれて、しっかり一人で判断し、一人で楽しめる紬に憧れた。

ぼっち弁当が恥ずかしかった真霜くんだから。

 

そして今も、自分の素晴らしい信念のために

揺るぎない生き方をしようとしている紬に、「負担を手放したことは裏切りとは違う」と言ってくれる。

 

 

まあ、紬としてはどんどん真実が言えなくなるよね〜〜〜。

 

 

紬は紬で、真霜くんのことを「真霜神」という神様に例えるくらい

アガペーの塊で、慈悲に溢れた人物だと思ってるわけです。

平良さんと紬は二人とも似ていて、自分のやりたい事が先にたつ人間。

そんな二人にはとても真霜くんのような愛は持てないと、若干引け目に感じているんですな。

 

 

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ラブスタイル類型論

 

でもこれ、心理学的に見るとタイプが分類されるだけなんです。

ラブスタイル類型論という、20世紀頃にカナダの心理学者により発表されたタイプ別恋愛の形なんですね。

 

ルダス (Ludus)
遊びの恋愛(game-playing,uncomitted)

恋愛をゲームの駆け引きのように楽しみ、相手を次々に取り換えていく。執着も嫉妬もしない、結婚もしない。

 

プラグマ (Pragma)
実用的な恋愛(practical,calculating)

結婚相談所での婚姻に近い。条件や実生活のメリットデメリットを考えて相手を選ぶ。

 

ストルゲ (Storge)
友情の恋愛(friendship)

長い時間をかけて愛が育まれ、長続きする関係を持つ。友情のように穏やかで、親密さに基づいた恋愛をする。

 

アガペー (Agape)

愛他的な恋愛 (altruistic,giving)

自己犠牲的で相手に尽くすタイプの恋愛をする。相手の利益を第一に考え、自らの犠牲を厭わない。

 

エロス (Eros)

情熱的、エロティックな愛 (passionate,erotic)

性愛的で体の結びつきが強い。一目惚れをしやすい。見た目重視。

 

マニア (Mania)

偏執狂的な愛(obsessional)

情熱的で相手に強迫的にのめり込む。独占欲が強く嫉妬深い。相手の愛情を何度でも確かめたがる。

 

 

 

これらはどれが素晴らしくどれが正しくないということは全くありません。

どんなタイプなのかを自己認識することで、本当に合う相手がみつかる手助けになるというものなんです。そして、くっついてからは相手が何を求めているかを知る事で、すり合わせがしやすくなるヒントともなるんですね。

ただ人間というのは複雑で、どれか一つに当てはまるという単純なものではなく、それぞれ何%かずつ持っていて、どの属性が強いかという差になってくる。

 

 

 

これで見ると、真霜くんは

アガペー (Agape)の気質を非常に大きく持ちながら、ストルゲ (Storge)、マニア (Mania)でもある。

つまり、自己犠牲的で相手に尽くすけれど、友情のように長く紬を見守ってきて、ずっと紬を思い続けている。それは情熱的かつ偏狭的に紬にのめり込んでいるとも言える。

このタイプの人はとにかく「ありがとう」とか「嬉しい」などの感謝や感想の言葉を求めます。

あなたがいてくれて助かった、あなたのおかげ。

その感謝の言葉さえもらえれば、どれだけでも自己犠牲的な助けをしてしまうし、それが嫌じゃないんですね。

逆にお互いが決められたことを当たり前のように淡々とやることは、冷たいと感じるのです。

真霜くんは紬が過去の記憶を忘れていても、感謝を求めず自己犠牲的に助けてきたから、さらにレベルとしては上。

かなりアガペーが強い。

と同時に、それだけ尽くしてしまうほどに偏狭的でもあり、紬が自分の世界になってしまうほどマニアでもあるわけです。

 

自分がどう生きたいかというエゴ、社会的にどれだけ成功したいかという欲望、というのは真霜くんにあまりありません。

でも、紬のためならどれだけでも力をだせる。

彼が輝くのは、最大の力を発揮できるのは、紬に求められた時なのです。

 

14巻より

 

14巻より

 

まさにアガペーとマニアの合わせ技ですよ!

うまいことできてるキャラだなあ。

 

 

 

そして紬と平良さんは

プラグマ (Pragma)の性質を持つという共通項があります。

二人とも社会的に成功したいと考えている。仕事が命でもある。やりたいことが明確で、縛られるのが嫌い。

結婚による相手へのメリットやデメリットを非常に考える。

経営者や起業家に多いタイプでもあります。

こういうタイプは、与えられた仕事を淡々とこなし、やり遂げ、信頼を得ていくことが最大の助けだとも考える。

だからこそ紬は職人として非常に適正があり、納期を守ってクオリティの高い地味な仕事を続けてこられた。

平良さんも自分の音楽性を第一に出すわけでなく、淡々と求められる音楽を作る職人に徹することができた。

同時に、社会的な成功も目指し、自分の仕事への妥協を許さない。

職人というのはある意味、孤独に耐性のある人でなければ務まらない。同時に自分の仕事への厳しさもなければならない。

だから、いくら「ありがとう」「感謝してる」とたくさん言われたとしても

自分の信念を曲げてまで人に尽くせないのです。

 

14巻より

 

 

けど、平良さんと紬には違いもある。

平良さんはルダス (Ludus)の性質をあわせもち、

紬はストルゲ (Storge)の性質を併せ持つ。

つまり、平良さんは一過性の恋愛を重ねてきた人で、紬は友情のような恋を高校の時に一回しただけ。

真霜くんとの関係もある意味で引きずり続け、切らずに今まで来ている。長い時間の恋をしているわけです。

 

だから、恋愛部分で二人は噛み合わない。

平良さんは肝心なところで逃げるという癖がある人だし、紬は紬で「友情になった真霜」を切り捨てられない。

職人、起業家、仕事人としての二人はとても似ていて、人生観や結婚観さえ

ソウルメイトのように分かり合える。

でも、家庭を持つとなると、同じ属性の二人でありながら反発しあってしまうのです。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

真霜に拒絶される紬

 

そして41話です。

平良さんと別れ、真霜を優先したという邪な心を知られたくない紬。

誤魔化すように、今は恋愛に生きる時じゃない言い訳を並べ立てる。

感心するのは決して平良さんのことを悪く言わないこと。

彼は最後まで誠実で、理想のタイプで、素晴らしい男性。

受け取る器がなかったのは私の方で、とここまではいいのですが

これから目指すべきは税金をいっぱい納める人だという「役割」を新しく作ろうとしてしまう。

自分は仕事に生き、納税することで社会貢献する。そういう役割をしていくんだと。

まさに、プラグマ (Pragma)の性質が爆発している。

役割をもつことで、生きていこうとするんです。

平良さんに求められる役割を放棄したから、かわりに他の役割をみつけようとする。

 

 

今の共働き社会において、紬のような考え方は受け入れられやすいと思う。とくに婚活市場では。

お互いに役割を決め、それを淡々とこなしていくことで家庭を維持していく。

 

 

だけど真霜くんにとってはそれが非常に冷たい言葉にきこえてしまうのです。

 

 

彼はおそらく結婚しても、「俺がご飯を作ればいいし俺の手が空いてたら相手の分もすればいい、疲れていたら全部やってあげる。そのかわり「ありがとう」っていっぱい言ってくれ。嬉しい気持ちを表現してくれ」という人。

それが彼の報酬なのです。

事実、真霜くんは紬の笑顔でどんだけでもやる気を出します。

 

 

 

これさ〜、桃森先生がラブスタイル論を元から知っていてそれに当てはめてキャラを作ったのかもしれないけど、

そうじゃない気がするんだよね。

うまく流れていく物語って、キャラが勝手に動いていく。

そうして生まれた平良さん、紬、真霜くんという3人が、きっちり人間として動いているからこそ

ラブスタイル論に破綻することなく当てはめて語れてしまうくらい、ちゃんとキャラが成立しているってことじゃないかなあ。

ほんとすごい。面白い。

 

 

そして、紬が毎日来てくれることを

 

「恩返し」って役目にしなきゃ 帳尻合わないのかよ

だったらもう こなくていい

 

と拒否し、

真霜くん自ら距離をとってしまうんです。

 

 

彼が去ったあと、一人残された紬は

これまでになく動悸がして鼓動も早くなり、わけもわからず涙もにじむ。

平良さんと別れる時にはまったくなかった症状です。

 

そして、このコマ。

 

 

まさに、いま

 

あやふやな関係が

終わろうとしているのでは!?

 

 

 

きたね〜〜〜!!!

きたよこれ!

 

やっぱすごい、深い。桃森先生。

安易に「じゃあ俺で」ってくっつくんじゃなく、まず 自分がどういう人間でどんなエゴがあるか

自認させようって流れにもってきてる。

 

そして、高校時代のただ付き合ってた二人のような恋愛にはならないと、これで確信しました。

初体験が失敗し紬を無視した真霜くんとは、理由が違う。

プライドが高く、惨めさから無視したかつての真霜くんじゃない。

彼は気付き始めているんです。

今のきっかは孤独に向かっているみたいだ

と。

それは「俺がそばにいるよ」では解決にならないことも。

 

真霜くんと紬は、昔とは違う新しい恋愛の形を築いていく。

 

 

 

しかし笑っちゃうのが、真霜くんは紬ほど深刻にはとらえていなくて、

自分から距離をとったのも、もうひとつ

「抑えがきかなくなるから」

っていうヘタレな理由があるのよね〜〜〜笑

 

 

そしてこうも思ってる。

 

いっぱい税金払う人ってなんだよ

まだあの人と過ごした時間の延長線上で未来語ってるみたいな・・・

 

「平良さんの影響を多分に受け、男として勝ってる人の隣にいた 紬」に

強く出られない男、真霜・・・。

 

ヘタレです笑

 

紬が「オスみの少ない男性が好き」と言ったこともリフレインし、

 

じゃあ俺だめじゃねえか

 

間違った自認をしているのも笑うところだよな???(どS)

 

私は真霜ファンです。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

平良さんの方が今は深刻

 

一方、振られても「別れない」と言い張る平良さんサイド。

アイコススパスパで、バツがつきまくりの作曲した楽譜、仕事が進まずドツボにハマっている模様。

 

 

真霜くんと紬の二人の間にある緊張感とは全く違う、

一人で闇堕ちしそうな雰囲気。

いやまて、ダンディな色気 出まくってないか?

平良さん、1巻に比べたらめちゃくちゃ男性って感じになったよなあ。

 

 

そんな彼のもとに一人の美女が。

 

これネタバレしちゃっていいのかな〜。

 

 

これがまた引っ掻き回しそうな予感。

でも平良さんの自認を深めるためにはこれを解決もしくは消化しなきゃ

前に進めないもんね。確かにそうだわ。

彼女が「流れてきたタワマン釈明動画」を見てやってきたというのも、ニクイ流れ。

おそらく、平良さんがユーチューバーから紬を守ろうとしている映像を見て

「こいつ大事な人間つくってんのかよ」という怒りが湧いたんじゃなかろうか。

 

 

 

来月、5月25日に16巻発売、

そして次の日26日には続きが読めるCookie発売です。

うお〜〜〜〜むずむずそわそわ〜〜〜〜!!!!!

 

 

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cookie5月号が発売になりました!

そこで次の16巻発売日が告知されてたんだけど

5月25日

に決定みたいです。やっぱり2ヶ月遅れになりましたね。

 

ーー追記ーー

イーブックジャパン&LINEマンガにて、4月24日(金)に先行配信

だそうです!クッキーの公式サイトで確認済み!

(アマゾンや楽天などの他の電子コミックス、および紙のコミックスは5/25発売)

びっくり。こういうコミックス形式での先行配信は200mでは初めてですね。

いつもコミックス版はちょっと描き足されていたり演出やセリフが変わってる箇所があるんですが、
それを踏まえるとコミックスが決定完全版ということになります。
だから雑誌や分冊版ではなくコミックスで読んでるんだ、という方も早く読めるいいチャンス。

 

 

そしてクッキー5月号、200m先の熱41話

 

これがやばかった!!!!

 

いやも〜〜〜そうきたか〜〜〜っていう!

麗しいイケメン二人の扉カラーをとりあえず貼っておきましょう。

 

 

なんかもう、やばない?

真霜くんがどんどん美しくなっていく・・・。

サラリーマン感が消えてきて、自由人の色気が出てきたんだよね。

平良さんは初期、大学生みたいだったのがどんどん大人の男になっていく・・・。

きっかも着物が似合う髪型に変化しました。

耳を出さなくなるだけで雰囲気変わるもんだね。幼さが消えたよ。

 

どっちもいい!!!

どれもいい!!!!!!

 

 

でもそれよりやばいのが内容なんよ。

 

前回書いた私の予想なんかゴミでしたゴミ。すんごく面白い展開になってきた!!

しかもなんか、画力がガンガンあがってる。

もともと表情とか上手い作家さんだけど、絵からぐわっと感情が伝わってくるっていうか。

 

もうね〜今回はめっちゃ語りたいこといっぱいあんのよ!!!!

(·:゚д゚:·)ハァハァ

来週の4月あたま週末くらいに41話の感想記事をアップする予定です。

 

最近、みいちゃんと山田さんの最新話で衝撃を受けた私なんだけど

ある意味で同じ類の(逆の類の)衝撃を今回200mから受けました。

( •̀д•́ ;  ) 

 

 

詳しくは後ほど!

 

 

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