Cookie9月号が発売になりました!
200m先の熱 42話から44話の考察にまいりたいと思います!!!
なんで3話分!? いや〜じつは前回7月号の感想をアップしてないんですよね。
というのも、これをどう読み取るべきかちょっと迷ってたって言うか。
どっちに転ぶんだろうな〜っっていう危惧があったんです。
願望だけで語るのもなんだし。
でも!!!
今回の9月号ではっきりしました!しかも意外な方向性で!
きたよ〜〜〜!これはきたよ〜〜〜!!!!
そう!
紬が真霜への気持ちを
自覚したんです!!!!!
やっとだよ〜〜〜やっとここまできたよ〜〜〜〜!!!!!
しかもさ、今まで見せたことなかったような「嫉妬心」とか「不安」とか「独占欲」も見せちゃったりして。
平良さんには持たなかった感情をモロ出しにする紬。
もうね、なんか、、、涙がでそうです。
真霜がやっと報われる日が来る予感が・・・!
では前回の42話からふりかえっていきましょう。
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すっかりサラリーマンっぽさが抜けてしまった真霜くん。もう会社も有給1週間目で、このままやめちゃいそうな雰囲気さえありますな笑
それでいい。おまえは紬のブレーンとして生き、会社を大きくするのがきっと似合ってる。(勝手な妄想)
そんなカラーの42話ですが、中身は平良さん視点の話なんですよね。
この42話は非常に読み取りが難しい1話となっています。
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平良さんの心の闇
何か悩みやモヤモヤした気持ちがある時、儀式を行う癖がある。それが紬にとっては「運針」と「縫う前はお風呂に入る」で、
平良さんにとっては「バターコーヒーを作って飲む」だったんですね。
料理ができない平良さん、でもこれくらいはできるってことだ。
「守る」ことは「整える」ことで
「補う」ことは「成立する」ことで
「交わる」ことは「馴染ませる」ことで
「愛する」ことは「必要とされにいく」こと
そして
「家族」は「機能」
だと言う平良さん。ここに彼の心の闇と、若干の自分勝手さが垣間見えます。
平良さんの家族がきっとそうだった。妻は専業主婦で家庭を守り、夫は工場経営者で、育児にとくに参加しない。そして借金を抱えたら家族を捨てて一人で逃げる。
だから「必要とされなければ愛されない」って思考になるんですよね。
交わるということは馴染ませること、というのも自分本位な気がします。
でも、優しいところは優しいし、本質はものすごくギバー。
ただ、ゆずれないところをわかってる。自分の感性は変えられない、ってことを自覚してる人なんですよね。
そんな中、だんだん復旧していくタワーマンション。描写がものすごくリアルです。
1週間目にして何ができて何ができないか。住民はどういう気持ちになっているのか。
そこで浮き彫りになる、「お金のある人はすぐいなくなる」。
43話でも住民の女性が心配します。
タワーマンションは全員が等しい世帯年収じゃない。普通の団地などにくらべて格差がある。
上層階に住む人は、ここを終のすみかとは思っていない。もっといい条件のマンションや家がみつかったら出ていくことが前提の、一過性の棲家としか考えていないのだ。
長い目で見た時、残されるのは「ここから出られない」人。つまり低年収から中層の人たち。
たくさん修繕費や維持費を払っている広い部屋の住人たちはいつかいなくなる。
その分の補填を誰がしていくのか。
タワーマンションはずっと住み続けることができる物件なのか。
災害がもたらしたものは、タワマンと住宅街の差だけではなく、共同体の差
そしてタワマンの永続性でもありました。
そして、平良さんはわざとみんなの前で紬との関係をほのめかす。
別れているつもりの紬は困る。
そこで普通はギクシャクしてしまいそうなんだけど、二人きりになると意外にすんなり会話できて、紬も変に肩肘張らない。いつもと変わらない。それが平良さんにとってとても心地よく
「助かるよ 紬さんがいると 余計なものが、減る」
と紬に言う。嬉しそうに。
これ、褒めてるつもりだし、「やっぱり自分は紬のことが好きなんだ」という再確認なんだろうけど
読んでる方にしてみたらゆる〜く平良さんの傲慢さがみえるのよね。。。
ものすごく深読みしたら、結婚したあとは平良さんのスタイルに合わせなきゃいけなくなる。
どう考えても紬とはうまくいかないし、平良さんは専業主婦になってくれて心と健康を支えてくれる女性が合ってるんだよ。
でも平良さんは紬がいいんだよね。だってこの「執着しない軽さ」とか「彼女は彼女で自立してる」感じは
男性を支えてあげるタイプの女性が持ち合わせるのは難しいもの。
そんな二人の前に現れるのが平良姉。
ま〜〜いろんな毒をぐさぐさ刺していく。彼女は平良さんの釈明動画(タワマン住民は無茶を言ってないってやつ)を見て、そこに女性と二人で写っていたのが気に障ったのかもしれない。
なに勝手に幸せになってんだよ、と思ったのかもしれない。
そんな姉のことを平良さんは「余計なものが混ざっただけ」と思ってるんだよね。
整形した姉は、二人の母そっくりの顔になっていた。それは男にモテたいからでも、自己評価が低かったわけでもなく、ママに勝ちたかったから。
そんな対象のママが壊れたことで「役にたたなくでも生きていけんじゃん」と悟りをひらいた姉。
さっきも言ったけど、この42話は非常に読み取りが難しい1話となっています。
姉と平良さんの二人の会話になると、これまでのトーンや雰囲気とは違って、姉弟にしかわからないツーカーの言葉のやりとり、嫌味をピンポイントで刺すような言葉尻、容赦ない毒が、さらっと読むと伝わりにくいんですよね。
でも、2回目を読むとその怖さがじわ〜っと伝わってくる。
これ、姉の復讐なんですよ。
そして平良さんは逃げたことをずっと負い目に感じてた。
平良さんが紬を好きな理由さえも、姉によって汚されていく。
最後はHPゼロになってしまう平良さん。。。
車の速度メーターと平良さんのHPが連動している比喩は桃森先生っぽい。
姉、本気です。逃げた平良さんに恨みをぶつけにきてる。
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紬の不安の原因
そして、43話。これは紬視点。42話の平良さん視点に比べたら重さはないけど、
41話で真霜に「距離をおこう」と言われたことを引きずってる紬。
なんと
おなかがすかないんですよ(爆)
平良さんとの別れを決めた朝も食欲もりもりだった子が!!!!
あれもこの布石だったのかな〜笑
平良さんにしてみれば残酷ですが、毎日ましもに会いにいくつもりで平良さんと別れた紬としてみれば、食欲もなくなるってなもんですわ。
そしてなんと、回想で高校の時に真霜に無視された日もご飯が食べられなかったことが判明します。
ご飯を作ってくれるということにめちゃくちゃ価値をおいてる紬ですが
心の健康度合いが食欲に現れるのも面白いですね笑
それでも、コンクール用に運針の練習して、いつもの仕事をして、起業の準備もして。
だけど、真霜の「一回 間をおこう」を思い出すたび手が止まってしまう。
そこで気づくんです。
周囲はみんな「災害」によって不安になってる。
この先どうなるか、お金はどうするか、生活はもどるのか。
しかし、紬はつい先日まで力がみなぎってた。災害がきたことで体育会系のごとく動き、なんとかなるの精神で精力的に手伝い、真霜を勇気づけていた。
災害のせいで不安になったことはなかったんです。
そんな紬をここまで意気消沈させることができるのは、真霜だけ。
紬を傷つけることができるのは、真霜だけ。
自覚はしてない。でも、もう大事なのは真霜だって、自分に必要なのは真霜だって体がわかってるよ紬。
そんな時に平良から電話がかかってきます。
この二人の電話シーンは本当に名作たる演出でめちゃくちゃよかった。
お互いにスピーカーで話してて、最初は距離があるんだけど
話していくうちにやっぱり二人は似ているところがあり、多くを語らずとも分かり合える空気になっていく。
さらに、別れた今の方が適切な言葉を選んで伝え合い、分かり合えるようになっている。
すると、隣にいて喋ってるかのような絵になっていくんですよね。
実際は電話のスピーカーで話してる。でも向かい合って会話してるような感じの絵になっていくんです。
結婚ってさ 自立してる人を 逃げないように繋ぎ止めておくものだと思ってた
だとしたら結婚って
強い人を無理やり弱くする仕組みってことだよね
平良さんの言葉。真理ですよね。
家族のために強くなれるタイプが真霜くんだとしたら、平良さんは弱くさせられるタイプ。
そこで私は結論がでなかった。紬はどっち?っていう。
だって平良さんと似てたら紬も強い人で、縛り付けると弱くなる。
「まだなんとかなると思ってる」と言う平良さんに「平良さんとは生きられない」と返す紬。
ここでいきなり相手の姿がスマホに戻るのが、ほんっとに秀逸な演出なんですよ。
そして自分の顔がうつるスマホ。一人に戻るわけです。
こういう比喩の表現、桃森先生はハツカレの頃からうまかったなあ。
縫い目が曲がってしまう表現とかさ。42話はほんと漫画でちゃんと見てほしいです。
なんか2話分だけで文字数が4000いきそうになったので、44話は次回の感想にしましょう。
結局わけることになるならもっと早く書けってな〜!
2話分はさらっと流そうと思ったのに。。。。
てことで前編です。
次はとうとう自覚した44話について語ります!たぎるわ〜〜〜〜






















